大人も自立した学び手であってほしいという願いから、ラーニングセンターでは学びを深めたいスタッフの研究や学会発表などのサポート(実践研究)や、研修会やワークショップの様な「実践を開く」(実践ラボ)場づくりのサポートなどをします。スタッフが試行錯誤している実践の場に、ぜひいらしてください。みなさんの関心も持ち寄りながら、共に学び合う時間を過ごしましょう。
2024年度の実践ラボ第1回は、幼小の接続で、今後も多様なラボが開かれる予定です。決まり次第、更新していきます。
軽井沢風越学園の「テーマプロジェクト」を一緒に設計してみませんか。 軽井沢風越学園では、3年生以上のカリキュラムに「テーマプロジェクト」を設定しています。テーマプロジェクトは、スタッフから提案されたテーマについて、子どもたちが問いを立て、教科や領域を横断しながら仲間と協同して探究します。開校以来、テーマプロジェクトの中で、子どもたちがどんな経験をできるとよいのか、試行錯誤を重ねて来ました。その中で3,4年生の子どもたちに、「やりたい!」「知りたい!」という探究に向かう情熱を持ち続け、活動すること、考えることを楽しんでほしいというわたしたちの願いが明確になってきました。そういうプロジェクトにするためには、テーマはどんなものが適切?大人は何を準備し、どう伴走していくのがよさそう?今現在、そんな問いを持っています。
テーマプロジェクトでは、構想段階で「プロジェクトチューニング」を行い、設計者(=実践者)の葛藤や迷いを明確にし、他のスタッフとのやりとりをして方向性を定めたり、見直したりしています。
今回は、この協同設計を学園の外に開き、子どもたちのテーマプロジェクトという探究の学びを作ることに興味を寄せてくださるみなさんと、実践と設計を行ったり来たりするプロセスを共にできればと考えています。 |
講師:外舘ゆき子(副校長、義務教育学校1~4年生)、依田裕子(義務教育学校:1~4年生)
日時と内容:1月23日(木)18:30~20:00 (オンライン)
・授業案検討
・意見交換、交流
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2月7日(金)8:45~15:00 (現地)
・授業参観
・振り返り
・意見交換、交流
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上記の日程の他、テーマプロジェクトを実施する日で、参加者の皆さんのご都合がつく日に1日授業を参観していただくこともできます(希望者のみ)。
会場: 軽井沢風越学園(〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町発地1278-16)
参加対象者:総合的な学習の時間や、教科横断的な学び、プロジェクト学習の設計に関心がある、小学校教諭または学生。
定員: 10名
※応募多数の場合は選考させていただく場合があります。
※1月7日(火)までにお申込みいただいた方を優先します。
参加費: (2日間全日程)
・一般 10,000円
・学割*:5,000円
*学業を本業とする方(現職大学院教員を除きます)
参加お申し込み:
参加を希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。
申込締切:1月17日(金)
*参加費のお支払いは、参加決定後Peatixをご案内します。
社会が急速に変化し、多様な課題が生じている現代、そして未来を生きていく子どもたちにとって、正解のない問いに自分なりの答えを見つけていくことが大切です。 このような時代では、既存の知識を学ぶ以上に、自分がどの方向へ進むべきかを示すコンパスをつくることが必要となります。レールに従って目的地へ向かう旅とは異なり、生き方そのものが問われる時代です。 軽井沢風越学園のテーマプロジェクトは、共同設計・共同実践を軸に運営され、教科や領域を超えたテーマに取り組んでいます。ここでのテーマや問いには決まった答えがなく、自分なりの答えをつくることは、コンパスをつくり出すことにつながっていきます。
プロジェクトやテーマはどのように生み出されるのか? 軽井沢風越学園では、プロジェクト設計シートやプロジェクト・チューニングが設計や実践を支えていますが、その前段階となるコミュニケーションや準備にも重要なポイントがあると感じています。担当教科と他教科の関連性や、素材に内包された教科横断性を整理することで、学びは社会にひらかれ、より強く接続していきます。
今回の実践ラボでは、教科横断的なプロジェクト学習の魅力とその立ち上げ方について、具体的な事例を交えて紹介します。その後、学習素材を基に簡単なプロジェクト案を作成するワークを行い、教員間の協同についても考えます。 |
講師:山﨑恭平(義務教育学校:56年生)
日時と内容:
(1)12月12日(木)8:30~16:30 アウトプットデーの参観と意見交換、交流(終了しました)
(2)1月24日(金)9:00~15:00
会場: 軽井沢風越学園(〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町発地1278-16)
参加対象者:教科横断的な実践に関心があり、中学・高校・中等教育学校での実践の場をお持ちの方。
定員: 15名
※応募多数の場合は選考させていただく場合があります。
参加費: (2日間全日程)
一般 7,000円
U-10年割*:5,000円
※実践の場(教員など)について10年未満(自己申告)の方
事前課題と持ち物:
参加お申し込み:第二次募集中!
こちらのフォームよりお申し込みください。
第一次締め切り:11月22日(金)
第二次締め切り:1月14日(火)(残席あります)
*参加費のお支払いは、参加決定後Peatixをご案内します。
参考図書:『プロジェクトの学びでわたしをつくる』(2024年3月刊行)
バリューブックスのサイトよりご購入できますhttps://www.valuebooks.jp/bp/VS0058752973
お問い合わせ
ご質問やおたずねになりたい事がありましたら,以下の担当までお願いします。
klc@kazakoshi.jp (担当:佐々木、大作)
<報告>
●2024年度 実践ラボ
林里紗「幼小のつなぎを考える 〜何をつないで、何を変えるのか〜」
佐々木陽平、藤山茉優「一人ひとりの子どもごとに教材研究する」ってどういうこと?(小中)〜一人ひとりの子どもが教材を味わう算数・数学の授業を一緒につくる〜」>>講師レポート
●2023年度 実践ラボ
佐々木陽平「中学校数学科において目指すべき子どもたちの学びをみんなで考える」>> 講師レポート
井上太智「概念で深める探究の学び in 科学者の時間」>> 参加者レポート
山﨑恭平「プロジェクト学習を支えるものづくり学習環境とは?」>>講師レポート
岡部哲「子どもが自由になるための環境の設定と大人の関わりを考える」
●2022年度 実践ラボ
大作光子「探究的な学びを支える学校図書館員研修」>>講師レポート
実践研究
山﨑恭平
研究テーマ「エンジニアリングデザインプロセスを活用した教科横断的なプロジェクトにおける生物育成に関する技術リテラシー教育の実践」
<報告>
研究テーマに関連して、7,8年生を対象にテーマプロジェクト「ここにしかないタネ」(6月〜8月)の実践を行いました。この実践について、8月19〜20日に開催された日本産業技術教育学会第66回全国大会(鹿児島大学)で口頭発表しました。
学会当日は、プロジェクト設計から実践までの取り組みと、プロジェクトの最初と最後での記述の変化や、最終レポート記述の傾向について報告しました。また、質疑応答では、教科の履修時期・範囲や、プロジェクトにおける教科の取り扱いについて質問や助言をいただきました。
山﨑恭平、山崎貞登:生物育成の技術に関する教科横断的なプロジェクト学習の実践
日本産業技術教育学会 JSTE 第66回 全国大会(鹿児島)プログラム