液晶テレビ・有機ELテレビの選び方
「4K・8Kって何?」「液晶と有機ELの違いは?」「最適なサイズが知りたい」など、液晶テレビ・有機ELテレビを選ぶ際の疑問を解消するための情報が満載。そのほか、ソニーやパナソニックなど主要メーカーの紹介や、4K放送の視聴方法、録画機能など、購入前にチェックしておきたいポイントを解説します。
2024/1/23 更新
目次
テレビの画質を表す基本スペックの1つが「パネルの解像度」です。現在主要なパネルの解像度には、「フルHD(1,920×1,080)」「4K(3,840×2,160)」「8K(7,680×4,320)」の3種類があり、横×縦で表される総画素数が大きいほど、より細かく精細な映像を映し出せます(4Kの場合は3,840×2,160)。地デジ時代は「フルHD・HD」が主流でしたが、現在はフルHDよりも緻密な表現ができて画質のいい「4K」が人気です。まずはそれぞれの解像度についてここで詳しく解説します。
精細感や立体感のある高画質
現在人気の4Kテレビは3,840×2,160ドットで構成され、横縦の画素がフルHD(1,920×1,080)の倍、画面全体では4倍あるため、より細かな表示が可能です。精細感の高さと同時に立体感なども感じやすく、フルHDよりもきれいな映像を視聴できます。また、4K対応の高品質なコンテンツは増加しており、Netflixなどによる映像配信や4Kプレイ可能な据え置きゲーム機、さらに4K Ultra Blu-rayの映像ソフトなど日々増加中です。
明暗をより自然に表現できる「HDR」
「HDR(ハイダイナミックレンジ)」という画面内の明暗をより効果的に再現する映像技術を採用する機種なら、HDR対応のソフトを視聴する場合、より人の視野に近い臨場感のある映像が楽しめます。また、4Kテレビがアップコンバート技術を搭載していれば、4K画質に満たない地デジ放送などを視聴する際にも4K相当の高画質な映像に変換して表示してくれます。
新たに4Kテレビを購入する人は、新4K衛星放送への対応もチェックしましょう。現在市場には「4Kチューナー内蔵」テレビと「4Kチューナー非搭載」テレビが混在しています。新4K衛星放送の視聴には4Kチューナーが必須なため、これから4Kテレビを買うのであればチューナー内蔵のテレビを買いましょう。「4Kチューナー非搭載」のテレビで4K放送を見る場合、4Kチューナーを用意するか、4Kチューナー内蔵レコーダーと組み合わせることで視聴できます。
BS4K放送視聴に必要なもの:
チューナー非搭載テレビの場合
この場合、4Kテレビにチューナーが搭載されていないので、4Kチューナーが必要になります。また、4Kチューナーを内蔵したレコーダーを介すことでも視聴可能です。
チューナー内蔵テレビの場合
この場合、テレビ自体にチューナーが搭載されているため、外付けのチューナーは不要です。テレビとBSアンテナだけで4K放送を視聴できます。
「新4K8K衛星放送視聴に必要なもの」を知りたい方へ
ここまで解説した方法で視聴できるのは「右旋」と呼ばれる電波を用いた放送(NHK<4K>をはじめ、民放キー局の4K放送)のみです。それ以外の「NHK<8K>やWOWOW、スカパー」などを放送する「左旋」を視聴するには、上記以外にも機材が必要になります。なお、詳しくは知りたい方は、以下の「4K放送を見よう! 人気チャンネル視聴に必要なものを解説」をご覧ください。
8Kテレビは4Kのさらに4倍の解像度を持つため、今までにない超高画質の映像を体験できます。シャープやSONY、LGエレクトロニクスから発売されています。最高の薄型テレビを欲しい人は検討してみましょう。
高画質な4Kテレビですが、40インチ未満の製品は今のところありません。そのため、小型のテレビが欲しい場合は、フルHD・HDやそれ以下の解像度のテレビが選択肢となります。また、40インチ台でも出費を抑えたい人にも、4Kよりも価格の安いフルHDテレビが向きます。ただし、価格の安いフルHDのテレビはHDMI端子が少ない場合があります。ゲーム機やレコーダーといった機器を複数台接続して使いたい場合には端子数を必ずチェックしましょう。
現在販売中の薄型テレビは、「液晶」と「有機EL」というパネルの違いによって「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」の2種類に分類されます。液晶テレビは14インチから85インチまで幅広いサイズで販売されています。一方、有機ELテレビは画質にこだわる4Kテレビの上位モデルが主で、サイズも48インチ以上の大型のみ展開されています。ここでは、この2種類の違いについて詳しく解説します。
「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」は、映像を表示するパネルの構造が異なり、性能にも特徴があります。画質や消費電力、応答速度などの基本性能を大まかに比較すると以下のようになります。それぞれの特徴をまとめると「高画質な有機ELテレビ」と「コストパフォーマンスの高い液晶テレビ」といえます。
有機ELテレビは、自発光する有機EL素子をパネルに使用しています。高コントラストで画面全体が精細に見えるうえに、応答速度が速く動きのある映像もきれいに表現できます。また、視野角が広く斜めから見ても色変化が小さいので、リビングへの設置にも向いています。ただし、液晶テレビと比べて高額です。
液晶テレビは、有機ELと異なり光源としてバックライトを搭載し、その光を液晶でコントロールして映像を映す仕組みで、価格の安さがメリットです。さらに、電気代を非常に抑えられる利点もあります。一方で、黒が沈まず動きボケが発生する、視野角が狭いという弱点もあります。ただし液晶テレビは製品によって性能差が大きく、コントラスト、視野角、動きボケなど弱点を改善したモデルも登場しています。
液晶テレビ・有機ELテレビを購入する際に、解像度と併せて検討しなければいけないのが画面サイズです。ここでは視聴距離の目安や部屋ごとに適したサイズについて解説。実際に設置する部屋の広さを考慮し、適正視聴距離より長い距離を確保できるか、また部屋の広さに対して圧迫感がないかを確認しましょう。
テレビ画面の画素の粗さが目立たず、かつ迫力ある映像を楽しめる距離のことを「適正視聴距離」といい、各テレビの画面の高さを基準に計測されます。フルHDテレビであれば画面の高さの3倍、4Kテレビなら同1.5倍の距離が目安です。室内でこの距離をとることができれば、それに対応するインチのテレビが設置できます。仮に視聴距離が100cmだった場合、フルHDであれば24インチ超、4Kであれば55インチが最適ということです。逆に40インチの4Kテレビを検討する際、約75cmの視聴距離があればOKといったように、サイズの検討に便利です。なお、4Kテレビの適正視聴距離がフルHDテレビより短い理由は、同じ画面サイズであってもパネルの解像度が高い分、画面に近づいてもきれいに見えるためです。また、近くで見られるということは視野角が広くなり視界いっぱいに画面が広がるため、迫力や没入感が増すという特長があります。
インチごとの視聴距離の目安
フルHD | 4K | |
---|---|---|
19インチ | 約70cm | - |
24インチ | 約90cm | - |
32インチ | 約120cm | - |
40インチ | 約150cm | 約75cm |
43インチ | 約160cm | 約80cm |
49インチ | 約180cm | 約90cm |
55インチ | 約200cm | 約100cm |
60インチ | 約220cm | 約110cm |
65インチ | 約240cm | 約120cm |
70インチ | 約260cm | 約130cm |
※視聴距離はパナソニックおよびシャープのテレビより算出
視聴距離(目安)については上で説明しましたが、テレビを設置する部屋の広さに応じたサイズを知りたい人はこちらを参照してください。適正視聴距離が短い4Kテレビは、小さな部屋でも大画面が導入できます。
4K、フルHDともに43インチ程度が上限
子供部屋や6畳以下の寝室など狭い部屋であれば、43インチ程度を上限に探しましょう。画面の圧迫感が気になるなら、画面の大きな4KテレビよりフルHDやHDの小型テレビのほうが合うでしょう。
フルHDなら49インチまで、4Kなら〜55インチが理想
広めの一人暮らしの部屋や8畳程度のリビングなら、フルHDで43〜49インチ、4Kは55インチくらいまでが視聴に適したサイズといえます。
フルHDは50インチ以上、4Kは60インチ以上でも大丈夫
10畳以上の広いリビングでは適正視聴距離を十分確保できるため、フルHDなら50インチ、4Kでは60インチ以上を検討してもいいでしょう。これだけのサイズがあれば、場所を決めず思い思いの場所から見たり、ホームシアターとして活用したりと、活躍方法もさまざまです。
映像エンジンに定評のあるテレビ「REGZA」シリーズを販売する日本の電機メーカーです。「タイムシフトマシン」搭載モデルでは、外付けHDDに指定チャンネルの番組をまるごと録画でき、地デジ主体で見る人に便利。高画質映像処理エンジン「ダブルレグザエンジンCloud PRO」が採用されているモデルなら、視聴環境の明るさや色温度に合わせ、適切な画質に自動調整してくれます。より健康的かつ自然な色と質感で人肌を再現できる、ナチュラル美肌トーン搭載のフラッグシップモデルも登場しています。
日本を代表するTVメーカーであるパナソニックはVIERAシリーズの液晶テレビ、有機ELテレビを豊富なラインアップで展開しています。日本のメーカーらしい高品質で安心できる製品作りにも定評があります。高コントラストな映像をリビングで快適に楽しめるハイグレードモデルの4K液晶テレビ「VIERA TH-50MX900」が人気です。
高画質エンジンの技術により、高画質テレビのトップブランドとしての確固たる地位を築いているソニー。高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載したモデルや、認知特性プロセッサー「XR」を搭載した4K有機ELテレビ、速い動きも明るいままくっきり映し出す「X-Motion Clarity」を搭載したモデルなどが人気。Android TVを搭載し、ネット配信動画との親和性が高いことも特長です。
他社に先駆けて8Kテレビを発売したシャープ。4Kテレビに低反射「N-Blackパネル」を採用するなど、明るいリビングの多い日本の住宅を研究した製品開発も行っています。液晶テレビAQUOSシリーズでは、前向きスピーカーによる音抜けのよい2.1ch「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用したモデルや、放送や映像のメモに便利な「静止画機能」を搭載したモデルをラインアップしています。
低価格路線でブレイクした海外ブランド。高画質なNEOエンジンを搭載したBC/CS4Kチューナー内蔵のモデルや、FPSや格闘ゲームに最適な低遅延ゲームモードを搭載したモデルをラインアップしています。
家電量販店でもよく見かけるブランド・韓国LG。自社グループで有機EL、液晶パネルの製造を手掛け、割安で製品を提供しています。また、低価格機種でもIPSパネル搭載で視野角を確保しているところが人気の理由。有機ELテレビ「LG OLED TV」シリーズでは、4Kから8K、48インチから超大型88インチまでさまざまなモデルをラインアップしています。
テレビの基本性能を表し画質への影響も大きいスペックがパネル性能です。地デジ時代のテレビは1,920×1,080ドットの「フルHD」、現在の4Kは3,840×2,160ドットの「4K」、一部発売されている「8K」は7,680×4,320ドットの解像度です。新4K8K衛星放送は「4K」「8K」に対応するテレビを持っていれば、家庭でも視聴できます。
8K(スーパーハイビジョン)
4K
フルHD
IPS方式
液晶パネルの方式の1つ。液晶分子を水平方向に回転させ、バックライト光量を制御する構造のため、視野角が広く、輝度や色の変化も少ないのが特長です。複数の人がテレビを囲むようにして視聴する場合に適しています。ただし、正面からの表示では、VA方式に比べてコントラスト比や輝度、応答速度が遅くなります。
VA方式
液晶パネルの方式の1つで、コントラスト性能にすぐれており、微妙な明暗差を描き分けることを得意としています。液晶分子を垂直方向に回転させる構造のため、斜めから見ると暗く、色あいも変化してしまい、視野角に難があります。ホームシアターなど正面位置から映像の美しさを楽しみたい場合に適しています。
直下型
LEDバックライトを、パネルの背面に敷き詰めるように配置するのが「直下型」で、中〜上位モデルで多く採用されています。色ムラが派生しにくく「エリア制御」を用いることで発光量を制御し、高コントラストの表現が可能です。
エッジ型
LEDバックライトを、画面背面の周辺に配置するのが「エッジ型」。少ないLEDで画面を表示できるので低コストで消費電力を抑えることができ、薄型化しやすいですが、映像にムラができやすいのが難点です。
「mini LEDバックライト」とは?
直下型LEDバックライトのうち、パネル背面に小型LEDを多数(数百から数千)敷き詰めるように配置したものが「Mini LEDバックライト」です。一般的な直下型LEDバックライトとの違いは、LEDの細かさ。より細かく区切られたエリアを個別に制御(エリア駆動、ローカルディミング)することで高コントラストの映像を得ようとするものです。
外付けHDD録画
USB接続した外付けHDD(ハードディスク)にテレビ番組を録画できるテレビです。市販のHDDを接続できるので、内蔵HDDでは容量が足りないときに増設したり、複数のHDDを接続したりすることもできます。
内蔵HDD録画
テレビ本体に番組録画ができるHDDが内蔵されたテレビです。外付けのレコーダーを別途接続することなく、手軽にテレビのリモコン1つで番組の録画・再生ができます。
2番組同時録画
デジタル放送の2番組を同時に録画することができる機能です。そのため、録画したい番組の放送時間が重なっても問題ありません。なお、製品によってはデジタル放送と外部入力からの2番組を同時に録画することも可能です。
自動録画機能
好きな芸能人の名前や興味のあるジャンル名などをキーワードとして入力することで、それらに該当する番組を自動で録画してくれる機能です。任意のキーワードを入力するのではなく、あらかじめ設定されている多数のテーマの中から気になるものを選ぶタイプの製品もあります。
テレビ画面を分割し2種類の映像を同時に再生できる機能です。機種によって異なりますが、テレビ&テレビ、テレビ&ゲーム、テレビ&PC、テレビ&DVDなどの組み合わせで映像を再生できます。
液晶パネルが苦手な動きの速い映像をなめらかに再生する技術です。テレビでは1秒に60コマ(枚)の映像を表示しますが、2倍速は前後のコマから新しい画像を作成し120コマの映像を、4倍速は240コマの映像を再生します。
High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略で、新しい高画質規格の1つです。HDRでは、ダイナミックレンジ(最も明るい部分と最も暗い部分の明暗の比)が従来よりもさらに広がっています。HDR対応テレビでは、漆黒の暗闇からまばゆい光といった明暗差の大きな映像もリアルに再現することが可能になります。
立体映像(3D映像)を再生できるテレビです。3D映画の人気もあり多くの3Dテレビが登場しましたが、専用メガネが必要、3Dに対応した放送や映像コンテンツが少ないなどの事情もあり、あまり普及していません。
High-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェイス)の略。1本のケーブルでテレビとレコーダーなどをつなぎ、映像と音声信号をデジタルで伝送できます。レコーダーやPlayStation 4などのゲーム機、AmazonのFire TVやGoogleのChromecastなど、HDMIで接続する機器は多いので、テレビを買ったあとで足りなくならないように注意しましょう。
ARCは「Audio Return Channel」の略。テレビとAVアンプ(ホームシアター)をHDMIでつなぐ際は光ケーブルが必要となることもありましたが、ARC対応機器ではHDMIケーブルだけでテレビとAVアンプを接続できます。
eARCは「Enhanced Audio Return Channel」の略。ARCの拡張版という意味です。技術的には、HDMIに含まれる信号線のうち、ARCに加え、Ethernet(データ通信)チャンネルを利用して伝送帯域を拡張することで、高品位な音声データの伝送を実現しています。
「ARC」「eARC」について詳しく知りたい方へ
現在はほとんどのテレビやオーディオ機器が「ARC対応」のHDMI端子を搭載しており、HDMIケーブル接続1本で、テレビが受信している放送の音声や、HDMI入力している音声(つまり映像と対になっている音声)をオーディオ機器側へ簡単に伝送し、再生できるようになっています。以下の記事では、「ARC」や、より高品位の音声フォーマットに対応した技術「eARC」について詳しく解説しています。
MHLは「Mobile High definition Link」の略。スマホなどモバイル機器向けに開発された高速映像伝送用インターフェイス。モバイル機器側のMicro USBと接続ができ、テレビに映像を出力できます。
VODとは「ビデオ・オン・デマンド」の略で、視聴者が見たいときにさまざまな種類の映像コンテンツを視聴できるサービスのことをいいます。ここではインターネットを利用した提供サイトを紹介します。
※なお、ソフトウェアのアップデートにより、対応するサービスが変更される場合があります。
Googleが運営する動画配信サービスです。スマートフォンやタブレットPCを持っていれば、YouTubeアプリでペアリングすることにより、YouTube動画をスマホやタブレットPCで操作することができます。
Amazonのビデオ・オン・デマンド・サービス。コンテンツのレンタルや購入が可能なほか、Amazonプライム会員は指定された作品を無制限で視聴できます。オリジナル作品の配信も行っています。
2015年より日本でサービスが開始された映像ストリーミング配信サービス。一部のコンテンツは4K配信されているほか、オリジナルドラマを制作するなど注目されています。
ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービス。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックの名作・話題作を見放題で楽しめます。
イギリスのスポーツ専門動画配信サービスで、日本では2016年8月よりサービスを開始しました。世界中のさまざまなスポーツを配信しています。
米国発の動画配信サービスで、日本では2011年よりサービスを開始。2014年に日本テレビの子会社となりました。海外ドラマも数多く配信しています。
株式会社U-NEXTが運営する国内最大級の映像配信サービス。2007年にサービスを開始した定額制動画配信サービスのパイオニアで、見放題作品は250,000本を誇ります。
旧dTVが大幅にリニューアルされ、2023年4月から提供開始された動画配信サービス。NTTドコモが運営していますが、ドコモユーザー以外も利用できます。なお、Leminoプレミアム(有料プラン)では、映画やドラマ、アニメ、オリジナル作品など、180,000本以上のコンテンツを見放題で楽しめます。
Local Area Network端子の略で、有線でネットワーク接続するための端子です。テレビをネットワークに組み込むことで、テレビ番組のクイズやアンケートに答えたり、インターネットに接続したりできます。
無線LAN対応テレビやレコーダーなどと無線LANルーターを経由することで、ケーブルを使わずに自宅内でネットワークが構築できます。リビングのレコーダーの映像を寝室のテレビで見ることができます。
ホームネットワーク機能に対応したテレビであれば、例えばリビングのレコーダーで録画した番組を自分の部屋のテレビで視聴したり、寝室のタブレット端末やスマートフォンで見たりすることができます。代表的なものとしては、SONYの「ルームリンク」やパナソニックの「お部屋ジャンプリンク」、東芝の「レグザリンク」機能などが挙げられます。
家庭内LANなどのネットワーク内で、著作権保護技術により保護されたコンテンツを伝送するための技術規格です。コンテンツの不正なコピーを防いだり、外部のネットワークへ流出したりすることを防ぎます。
無線LANを利用した接続方法の1つで、Wi-Fi Direct対応機器であれば、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)などがなくても、無線LAN(Wi-Fi)対応機器とダイレクトに接続できます。また、対応機器は複数の機器同士で接続できます。
テレビにGoogleのスマートフォン・タブレットPC向けOSを搭載したものです。付属のタッチパッドリモコンを使って、スマホのような感覚で音声検索やテレビを操作できます。
多くのテレビでPCとの接続が可能です。
パソコンの出力ポートとテレビの入力ポートの形状に合ったケーブルで接続すれば大丈夫です。主なケーブルとしては、HDMIケーブル、DVIケーブル、DVI-HDMI変換ケーブル、VGAケーブルなどがあります。ただし、双方の解像度や縦横比が異なる場合、まったく同じように表示できるわけではありません。
テレビ側が映像を変換し、画質を向上させて表示しています。
地デジの解像度を4Kテレビに合わせて補完して表示します。テレビによっては超解像技術や映像エンジンなどによりフルHD対応テレビよりも高画質で表示できます。
2018年12月から始まっています。
2014年6月より124/128度CSで試験放送を実施、2015年3月からは124/128度CSおよびケーブルテレビにて、4K放送商用サービス「スカパー!4K 総合」「スカパー!4K 映画」の放送も開始されていた4K放送ですが、2018年12月からはBS・110度CSでの放送が始まっています。
必要がない機種が増えています。
新4K放送を視聴するには、4K対応テレビやアンテナの他に4Kチューナーが必要です。ただし、4Kチューナーはテレビに内蔵されるケースが増えています。チューナー内蔵のテレビの場合は、当然購入する必要はありません。チューナー非搭載のテレビの場合、チューナーの購入が必要ですが、ほかに、ケーブルテレビ経由で視聴するなどの方法もあります。
4Kよりもさらに高精細のテレビ放送規格です。
フルHDの画素数は約207万(1,920×1,080)、4Kテレビは約829万(3,840×2,160)ですが、8KではフルHDの16倍となる約3,318万(7,680×4,320)と、4Kのさらに上をいく超高精細の映像を表現できる技術です。
Wi-Fi Directは、無線LANを利用した接続方法の1つですが、無線LAN機器(ルーター)やアクセスポイントが必要ありません。
Wi-Fi Direct対応機器は、通常の無線LANにしか対応していない機器とも通信が可能なほか、複数の機器と1対1での通信が可能です。
インビジブルスピーカー
テレビのスピーカー(スピーカーボックス)は本体の左右や下部に配置するのが一般的でしたが、最近のテレビはスッキリしたデザインに仕上げることが多く、正面からスピーカーが見えないよう本体内に隠したインビジブルスピーカーを採用したテレビが増えています。
タイムシフトマシン機能
いわゆる全録機能ですが、東芝製品に搭載されているものを特にこう呼びます。現行REGZAのタイムシフトマシン搭載機種の場合、録画予約なしでHDDに地上デジタル放送番組を最大6チャンネル約80時間分まるごと録画できます。見たい番組を好きなときに見られる便利な機能です。
4Kアップコンバート
デジタル放送、ブルーレイ、DVDなど4Kの解像度に満たない映像を高精細な4K解像度へと変換する技術です。同じ映像でも、フルHDテレビで視聴するよりも高品位な映像で楽しめます。