このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(150文字)
初めてレビューします。絵本や児童文学作品のようなどこか懐かしくて温かい物語で、とても楽しめました。優しい世界観と個性豊かなキャラクターたちが魅力的でサクサクと一気に読ませていただきました。文章も情景がよく伝わりますし、とても読みやすかったです。作中の関西弁もとても自然でクスッときました。他の作品も是非拝読させていただきたくフォロー致しました☆
軽快な筆致で、スラスラと読むことが出来ました。すこし不思議な空間を演出する表現も巧く、登場人物たちの掛け合いにもクスッとさせられました。 ただ、そんなやり取りの中にも本質を突いた問い掛けが何度もあり、今を生きるスーと同年代の、悩める若者には是非読んで欲しい。必ずや思考を先に進める契機があるから。そういった意味でも、この小説は純然たるジュブナイル小説の系譜に連なる作品だと思う。勿論、かつて少年だった悩めるおっさん達が読んでも含蓄深いものがあることは請け合う。 最後に一言。ウサコが可愛い(笑)