ざっくり言うと、いろいろあって超科学世界では虐げられていた主人公が異世界で生きていくって感じ
元の世界では超能力者、異世界では人類を害する存在が多く、それらからいろいろなものを守るために主人公が力を求める。っといった王道ストーリーと感じた。
キャラクターとの出会いや設定、話の流れは有名な作品と似通っていますが、ちゃんと差別化(?)されており、逆に話の流れやキャラクターをある程度つかみやすくなる分これでいいんじゃないかと。
基本的にはコメディチックなので楽しく読めます。一方、シリアスな局面=主人公が成長するシーン、戦闘シーンでは緊張感をもてる描写で読んでいてとても楽しかったです。主人公は剣も使いますが魔法を重点的に使っており、戦闘も、ただただ力で押すのではなく、頭を使った、試行錯誤をする戦い方で手に汗を握る戦いが多くとても面白いです。
誤字脱字も少なく、会話文でも違和感なくすらすらと読むことができ、文章構成がとても上手くできていてストレスなく読むことができました
超科学×異世界、とても面白い作品なのでぜひ一度目を通してみてください
おいでおいで、そうら、たくさん飴をあげよう。
ほんとに君の目はなんたる慧眼か。
マジで最高傑作じゃねえか。
ファンタ先生の小説、めっちゃ好きなんだけど、その上で言うんだが、この作品ほど、ファンタ先生特有の斜に構えまくってもはや転倒しそうなユーモアと、文章を読み進めるたびにぞくぞくするコトバの快感、一歩先がマジで見えない不世出のプロット構成、の3つがぐりんぐりんと混じり合った【魔術】みたいな作品は見たことがない。
なんじゃこれ。マジもんの魔法やんけ。
もちろん、無職転生オマージュな部分あるんだろうけど、ファンタ先生らしくその枠には当然収まっていない。やっべぇぞ!読め!