荒事と流血の日々の中で、スミナとユキホの深い関係性が印象的でした。1話ごとに読みやすく、心理描写などにも奥深い部分を感じました。会話も小気味良く、スプラッタな展開との調和が取れていたと思います。ただそれ以外での世界観の説明や情景の描写が簡素だったため、読んでいてやや置いてけぼりにされた感じは否めませんでした。そうした物語の肉付き部分がもっと増えれば、より面白い作品になると思います。