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市場ニュース

 

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

揚羽 <日足> 「株探」多機能チャートより

■揚羽 <9330>  893円 (+150円、+20.2%) ストップ高

 揚羽 <9330> [東証G]がストップ高。前週末17日取引終了後、昨年9月21日に上場1周年を迎えたことを記念して、上場1周年記念特別株主優待を実施すると発表した。25年3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律で5000円分のQUOカードを贈呈する。なお、同特別株主優待は今回限りの実施となる。これを好感した買いが膨らんだ。

■リミックス <3825>  492円 (+80円、+19.4%) ストップ高

 リミックスポイント <3825> [東証S]がストップ高。そのほか、クシム <2345> [東証S]、フィスコ <3807> [東証G]がストップ高に買われたほか、メタプラネット <3350> [東証S]なども大幅高に買われた。 仮想通貨関連株が軒並み急動意する展開となった。20日(日本時間21日未明)にトランプ氏の米大統領の就任式が行われる予定にあり、それを視野にトランプ氏の政策を意識した銘柄に改めて買いが向かっている。そうしたなか、トランプ氏が仮想通貨の規制緩和に積極的な姿勢を明示していることが、ビットコイン価格の高騰などに反映されており、株式市場でも足もと同関連に位置付けられる銘柄群に投資資金の流入が加速した。

■エレメンツ <5246>  651円 (+100円、+18.2%) ストップ高

 ELEMENTS <5246> [東証G]がストップ高。同社は20日、グループのLiquidが手掛けるオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の累計本人確認件数が6000万件を突破したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。「LIQUID eKYC」は、本人確認書類の撮影もしくはICチップの読み取りを行い、自撮りの顔写真との照合を行う方式や、公的個人認証(JPKI)を活用した方式により本人確認をオンラインで完結するサービス。マイナンバーカードや運転免許証のICチップを活用した本人確認の累計件数は1年で1.8倍増と伸長し、累計件数では1400万件を超えている。

■GFA <8783>  658円 (+100円、+17.9%) ストップ高

 GFA <8783> [東証S]がストップ高。20日前引け後、子会社で手掛けている暗号資産ディーリング業務において、トランプ米次期大統領が公式に発表した仮想通貨(暗号資産)「TRUMP」の購入を開始したと発表した。前週末17日取引終了後に米ハワイ州で太陽光発電事業を行うための新会社を設立すると発表したことを手掛かりに、20日の同社株は前場に上昇していたが、この発表を受けて後場に入り上げ幅を一気に広げた。

■システムリサ <3771>  1,536円 (+195円、+14.5%)

 東証プライムの上昇率トップ。システムリサーチ <3771> [東証P]が8日ぶり急反騰。同社は前週末17日の取引終了後、配当予想の修正を発表し、材料視されたようだ。25年3月期の期末一括配当予想に関し、これまでの見通しから20円増額して60円に見直した。前期の期末一括配当は1対2の株式分割を考慮したベースで40円となっており、実質増配の計画となる。

■宝&CO <7921>  3,245円 (+347円、+12.0%)

 東証プライムの上昇率2位。TAKARA & COMPANY <7921> [東証P]が4日続急騰。前週末17日の取引終了後、米ミリ・キャピタル・マネジメントが宝&COの株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視した買いが入ったようだ。同日に提出された大量保有報告書によると、ミリ・キャピタルの保有割合は5.06%。保有目的には、「投資(ファンド及び投資一任契約に基づく顧客の資産の運用)及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」と記載している。報告義務発生日は9日。

■リード <6982>  633円 (+58円、+10.1%)

 リード <6982> [東証S]が3日ぶり急反騰。前週末17日取引終了後に自社株買いを実施すると発表した。上限を5万株(発行済み株数の1.93%)、または5000万円としており、取得期間は1月20日から3月31日まで。株主還元を強化するとともに、資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。これを好感した買いが入った。

■ハナツアーJ <6561>  1,133円 (+99円、+9.6%)

 HANATOUR JAPAN <6561> [東証G]が続急伸。20日午前、12月の月次業績速報を発表した。旅行事業の取扱高が前年同月比29.0%増の14億6336万円とプラス基調を続けており、これが好感された。

■アマテイ <5952>  153円 (+13円、+9.3%)

 アマテイ <5952> [東証S]が続急伸。同社は20日、株主優待制度の導入を発表しており、手掛かり視されたようだ。3月末日を基準日とし、1000株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、QUOカード3000円分を贈呈する。2025年3月末日を基準日とする初回分に限り、保有期間にかかわらず株主優待を実施する。

■第一三共 <4568>  4,417円 (+336円、+8.2%)

 東証プライムの上昇率7位。第一三共 <4568> [東証P]が4日ぶり急反発。同社は17日、乳がん治療薬「ダトロウェイ」について、米食品医薬品局(FDA)により承認されたと発表。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。英製薬大手のアストラゼネカ <AZN> と共同で開発した治療薬で、米国ではおよそ2週間後に処方箋を通じて入手できるようになるという。

■イルグルム <3690>  583円 (+37円、+6.8%)

 イルグルム <3690> [東証G]が4日ぶり急反発。同社は前週末17日の取引終了後、非開示としていた25年9月期の連結業績予想に関し、売上高が前期比32.0%増の48億円、営業利益が同21.6%増の2億円、最終利益が同45.4%増の1億円となる見通しだと発表した。増益予想を示したことを好感した買いが入ったようだ。第1四半期(10-12月)からルビー・グループの連結が始まることに伴い、会計処理の精査を進めていた。年間配当予想は前期比10銭増配の7円90銭とした。

■ぐるなび <2440>  264円 (+16円、+6.5%)

 ぐるなび <2440> [東証P]が3日ぶり急反発。同社は20日、 人工知能(AI)で新たなお店と出会えるアプリ「UMAME!(うまみー!)」ベータ版の提供を開始したと発表。これが材料視されたようだ。同社が飲食店検索サービスをリリースするのは、「ぐるなび(現:楽天ぐるなび)」開発以来、初めて。同社は生成AIを活用してぐるなび全体の技術革新・デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する「ぐるなびNextプロジェクト」を24年8月から本格的に推進しており、今後も社内外のAI活用を拡充し、「次世代食体験の実現」と「圧倒的な業務効率化」を目指すとしている。

■ノーリツ <5943>  1,751円 (+101円、+6.1%)

 ノーリツ <5943> [東証P]が3日続急伸。20日、同社株主で英ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドから、20日付で株主提案に関する書面を受領したと発表。株主還元姿勢の強化を期待した買いが入ったようだ。譲渡制限付株式報酬制度に係る報酬額改定に関する議題や、自己株式取得に関する議題、社外取締役の員数に関して定款変更を求める議題が提案された。このうち自社株買いについては、3月27日に予定する株主総会終結から1年以内に、取得総数485万5000株、取得総額87億3900万円を上限として実施するべきだと主張している。また、取締役の過半数を社外取締役にできるよう、定款変更に関する提案も行っている。

■イビデン <4062>  4,746円 (+273円、+6.1%)

 イビデン <4062> [東証P]が急反発。前週末17日の米株式市場で、インテル <INTC> が急騰した。テクノロジー関連のニュースサイトであるセミアキュレートがインテルについて、買収の標的となっていると報じたことが手掛かり視された。インテル関連銘柄とされるイビデンは、インテルの急騰にツレ高する展開となった。

■トリプルアイ <5026>  1,210円 (+70円、+6.1%)

 トリプルアイズ <5026> [東証G]が続急伸。同社は20日、自社のアルコールチェック記録・管理サービス「アルろく for LINE WORKS」について、SB C&S(東京都港区)とダイワボウ情報システム(大阪市北区)が販売を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。「アルろく for LINE WORKS」は、アルコールチェックや運転日誌の記録を「LINE WORKS」上で実現する人工知能(AI)顔認証付きクラウドアルコールチェックサービス。AI技術だけでなく、WOFF(トークメッセージなどからシームレスに立ち上がるAPI連携のミニアプリを開発できるもの)を活用し、「LINE WORKS」上のトークルーム内やホームから「アルろく for LINE WORKS」を立ち上げ、シームレスに必要情報を入力する仕組みを取り入れ、管理者側もスマホ上で確認・承認作業を可能とする機能を追加することにより、ユーザーの使いやすさが考慮されている。

※20日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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