テスラ、米中で約70万台リコールへ 安全上の問題で
[サンフランシスコ/北京 31日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの「モデル3」と「モデルS」が米国と中国でリコールされることになった。米中の当局が明らかにした。衝突事故のリスクを高める問題に対処する。
米道路交通安全局(NHTSA)は30日、「モデル3」と「モデルS」が計47万5000台超リコールされると発表した。
NHTSAによると、モデル3についてはリアビューカメラの問題で、トランクリッドの開閉によってケーブルハーネスが破損し、画像が表示されなく可能性がある。
モデルSについてはフロントトランクのフードの問題で、トランクが警告なく開き、ドライバーの視界が妨げられる恐れがある。
リコール台数はテスラの昨年の納入台数の半分近くに相当するという。
中国の市場監督当局は31日、テスラが「モデル3」と「モデルS」を計約20万台リコールすると発表した。
対象は2015年から20年に生産された、モデルSの輸入車1万9697台、モデル3の輸入車3万5836台、モデル3の国内生産車14万4208台。
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