W杯=ネイマールへの行為は「悪質だった」、ロナウド氏が非難
[リオデジャネイロ 5日 ロイター] - サッカーの元ブラジル代表FWロナウド氏は5日、2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会準々決勝で、ブラジル代表FWネイマールを腰椎の骨折に追いやったコロンビアのフアン・スニガの行為は悪質だったとし、危険なプレーに対する厳しい制裁が必要との認識を示した。
ロナウド氏はこの日、国際サッカー連盟(FIFA)のブリーフィングに出席。元ドイツ主将ローター・マテウス、元イタリアDFファビオ・カンナバロ両氏も同席し、8日の準決勝、ブラジル─ドイツ戦を前に友好的な雰囲気だったが、話題がネイマールに移るとロナウド氏はスニガのファウルを悪質と非難した。
同氏は「われわれはサッカーにもっとフェアプレーが増えるよう戦わなければならない。危険なプレーヤーへの制裁を求めなければならない」と述べ、危険なタックルをしようとする選手に非常に厳しい制裁を科すことに賛成だと語った。
スニガはボールを追ってネイマールの背後からジャンプし、ひざがネイマールの背中を直撃。ネイマールは第3腰椎を骨折した。スニガは5日、ネイマールとブラジル市民へ書簡を送り、ネイマールの早期回復を祈るとともに悪意は一切なかったと述べた。
1990年大会で西ドイツの優勝メンバーであるマテウス氏は、「ネイマールの負傷はショック」とコメント。ドイツはベスト中のベストの相手と戦いたかったとし、「ドイツのファンは全員ネイマールの早期回復を祈っている」と語った。
2006年大会でイタリアが優勝した時の主将を務めたカンナバロ氏は、スニガのプレーについて「(接触を)避けることはできたと思う。明らかなファウルなので、FIFAが容認するのは難しいだろう」と指摘した。
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