ギリシャ裁判所、国際支援条件の給料削減認めず=関係筋
[アテネ 22日 ロイター] -ギリシャの行政裁判の最上級審に当たる国家評議会は、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から支援を受ける条件として、政府が2012年に行った警察官・軍人の給料削減を違憲とする判断を下した。裁判所や政府関係者が22日明らかにした。
財務省高官によると、今回の司法判断に伴って最大で5億ユーロ(6億7700万ドル)の歳出増となる恐れがある。
追加支援の実行をめぐって、関係者間の交渉はすでに停滞している。今回の判断で、事態はさらに複雑さを増すと懸念する声も聞かれる。
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