新型コロナウイルス対策
経済産業省による消毒方法の有効性評価の結果発表
家庭や職場での手指や物品の消毒には、おもに消毒用アルコール(エタノール)が使われていますが、新型コロナウイルスの感染拡大により、当初、消毒剤の不足が問題となりました。経済産業省は、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすために、有効性評価を行なうことを決め、(独)製品評価技術基盤機構(以下NITEと略記)に要請しました。
この『新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価』の実施にあたり、NITEは有識者による検討委員会※を設置し、4月15日〜6月26日までに計5回開催しています。これに当工業会も協力し、西條専務理事が同委員会に参加して情報提供などを行なってきました。その後、同委員会で評価対象が決定され、界面活性剤も選ばれて、NITEにてウイルスを用いた実証試験などが行なわれました。
経済産業省は6月26日、評価結果をふまえて、『厚生労働省・消費者庁と合同で、新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について取りまとめました』と発表しました。同発表から、当工業会活動に関連する部分を抜粋し以下に紹介します。引き続き、このような社会的要請に協力し、業界団体としての役割を果たしていきます。
※「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」委員長:松本哲哉 日本環境感染学会副理事長(国際医療福祉大学医学部感染症学講座 主任教授)、 委員会の構成: 学識経験者、関係団体、研究機関、 オブザーバー:厚生労働省、経済産業省 他
注:以下、枠内の記載はすべて、経済産業省が2020年6月26日に発表した資料『厚生労働省・消費者庁と合同で、新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について取りまとめました』からの引用です。最新情報は、経済産業省のホームページでご確認ください。
↓『モノの消毒・除菌方法について』の項、『2.「界面活性剤」の使い方について(関連資料②)』(6月26日版)