「中学生時代に生徒会長だった」マウントをしてくる夫がしんどい。私が陰キャだからって…
本人は「マウント」をとるつもりで披露したエピソードでも、内容によってはむしろ“小物感”を醸し出してしまっている場合があります。
川村かりんさん(仮名・35歳)は、夫婦喧嘩中に夫がしてくる「スクールカーストマウント」にうんざりしているそうです。
「聞くたびに心が痛くなるし、器が小さいなあとも感じますね。これだけ過去のことを持ち出すのは、今が劣等感でいっぱいだからかなとも考えちゃいます」
かりんさんは内気な性格で、人付き合いも苦手。夫の大介さん(仮名・37歳)と出会ったマッチングアプリも、友人に何度も勧められたことでようやく登録できたほどでした。
「夫と私は対照的な性格。私は『こんな陽キャとは合わない』と思っていましたが、意外にも夫は気に入ってくれて。『ノリだけで生きている自分にはない慎重さや思考の深さが好きだ』と言ってくれました」
大介さんの猛アプローチによって、2人は交際。付き合い始めてからわずか6カ月でプロポーズもされ、トントン拍子で結婚まで決まったのだとか。
「こんなに早く結婚しても大丈夫かなと不安にはなりましたが、当時の私は30歳を過ぎて結婚に焦っていたこともあり、プロポーズを受けました。正反対なタイプだからこそ、補えるところもたくさんあるだろうなと思っていました」
しかし、2人の価値観は想像していた以上に異なっていました。かりんさんは、休日は家でゆっくりしたいタイプ。しかし、大介さんは休日こそ遊べる時間だと考えており、友人を自宅へ頻繁に招くようになりました。
全然ゆっくり休めない……。ストレスを溜め込んだかりんさんは、大介さんに「もう少し友達を呼ぶ頻度を減らしてほしい」と頼みました。
低姿勢のお願いにもかかわらず、機嫌を損ねた大介さんは「なんで、休日の過ごし方を勝手に決められないといけないの?」と怒り、学生時代の話を持ち出してマウントをとってきたそうです。
「友人が少ないことや学生時代は陰キャだったことを、夫に話したことはありました。
だからか、『まあ、かりんには分からない世界かもね。俺みたいに友達が多くなかっただろうし、文化祭とかの行事で人前に出ることもなかったでしょ? 俺は常に人から求められてきた人生だったから、自分を大事にしてくれたヤツらを自分も大切にしたいんだよ』と言われました」
思いがけない言葉に閉口してしまうかりんさん。しかし、大介さんの攻撃は止まりません。「ほら、そうやって機嫌が悪くなると黙るところ、学生時代からウケよくなかったと思うよ(笑)。そういうの陰キャあるあるだね~」と、追い討ちをかけるのです。
「その言葉にも傷つきましたが、私は言い返すことが苦手なので何も言えず……。これからはなるべく夫婦喧嘩はしないように気を付けて、家庭に波風を立てないようにしようと思いました」
陰キャのアラサーが陽キャの彼と結婚
初めての夫婦喧嘩で「スクールカーストマウント」をとられて…
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