MWC Barcelona 2025では、実製品からコンセプトまで、風変わりなスマホがいろいろ展示されている。そんな中、2024年末に登場した「Realme 14 Pro」は会場の目を引く「見せ場」を持っていた。
Realme 14 Proの特長は、温度変化によって背面の色が変わる点だ。熱に反応するサーモクロミック色素を使用しており、本体が摂氏16℃度以下になるとパール色の背面に鮮やかな青い模様が浮かび上がる。
MWCでのデモでは、ボタン一つで冷水が流れ込むタンクにこのスマホを吊るしていた。いざ本体が水に浸かると、クリーム色の背面に青いラインが渦を巻くように広がっていく。見た目が繊細で、冷水に浸かっている様子はまるで特別な演出のようだった。
スマートフォンが温まると、青い模様はスーッと消えていく。正直、青い模様のままのほうが綺麗だと感じたので、少しもったいない気もした。とはいえ、色が変わるギミックはあくまでちょっとした遊び心だが、こういう楽しい仕掛けを取り入れるスマホメーカーは応援したくなる。
このカメレオンスマホは、北欧のデザインスタジオ「Valeur Designers」との共同開発で、彼らは大胆なデザインで知られるオーディオブランド「Bang & Olufsen」ともコラボしてきた実績がある。Realme 14 Proはアジア市場ではおよそ265ドル(約4万円)ほどで入手可能なミドルレンジモデルだ。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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