スマートホーム機器メーカーNestの共同創設者であるMatt Rogers氏が、退職することを明らかにした。
Googleの親会社Alphabetは先頃、NestをGoogleに再統合すると発表している。
Rogers氏はこの移行期間中はNestに留まるが、再統合の完了後、Nestを離れて、自身が共同創設したベンチャー企業およびラボのIncite.orgにより多くの時間を捧げることになる。
Nestの最高製品責任者であるRogers氏は、Appleを退職した翌年の2011年、元最高経営責任者(CEO)のTony Fadell氏とNestを共同創設した。両者は「iPod」の開発に重要な役割を果たした人物だ。Rogers氏は初代「iPhone」および「iPad」の最初のエンジニアの1人でもあった。
Nestに残っていた最後の共同創設者であるRogers氏の退職は、Nestにとって1つの章の終わりを意味する。Fadell氏は2016年に退職している。
Fadell氏の後任には、元Motorola幹部のMarwan Fawaz氏が就任している。NestがGoogleに統合されるのにともない、Fawaz氏はGoogleのハードウェア部門統括者のRick Osterloh氏の部下になる。
Rogers氏は米国時間2月8日、Inciteに再び注力する意向を明らかにした。Inciteは3つの部門で構成される投資組織で、部門ごとに異なる分野に注力している。Incite Venturesは「使命に突き動かされる企業」を支援するファンド。Incite Labsは慈善や教育、科学のために助成金を提供する非営利組織。Incite Politicsは、「法案を通し、米国の諸問題に新鮮な視点からアプローチする候補者を当選させるイニシアチブ」を組織して支援する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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