クラウドソーシングサービスのクラウドワークスは9月2日、自主企画として、「2020東京五輪 エンブレムデザイン」コンペを開催することを発表したが、その後コンペの特設ページやプレスリリースを取り下げた。CNET Japanの取材に対し、クラウドワークスでは「現在担当者がいないため、お答えできません」とコメントした。
自主企画コンペは「社会で求められているロゴデザインについて調査」するものとして実施し、10月1日までロゴ作品を募集。その後10月2日から10月22日まで、クラウドワークスのシステムを通じてユーザー投票で最優秀作品1作品、優秀作品10作品を決める内容だった。「クローズドな企画や検討、意思決定はせず、オープンなプロセスを設け、提案されたデザインに関する主体的な意見を述べる機会を提供する」と説明していた。
2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムは9月1日に白紙撤回された。組織委員会では、新たなエンブレムを公募することを検討しているが、時期はまだ発表していない。
【追記:9月2日17時30分】
クラウドワークスは同コンペを中止することを正式に発表した。
「当該企画に関連する関係者と協議の上で、本企画を中止いたしました」と説明し、「この度は当社の権利関係の認識に不足があり、関係者の皆さま、そして本企画にご応募いただいたユーザーの皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」などとコメントした。
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