「iOS 7」を内部機能と呼ぶつもりはないが、Appleの「iOS」の最新バージョンであるiOS 7が次期iPhoneとともに登場することは間違いないだろう。例年同様、新iPhoneは最新のiOSを最も円滑に実行できるデバイスになるはずだ。歴史を振り返ると、iPhone 5Sでしか動作しないiOS 7の機能が少なくとも1つか2つはあるだろう。しかし、既存のiPhone所有者にも朗報がある。Appleは、iOS 7がiPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5で動作することを既に認めている。
iPhone 5Sの最も重要な新機能は指紋センサになるかもしれない。指紋センサはホームボタンの下に隠されていると多くの人が主張している。
指紋センサは何に使われるのだろうか。セキュリティの強化や、パスワード入力の符号化と迂回の手段としても使われる可能性があるが、ほかにどのような用途が考えられるだろうか。一般のユーザーから見て指紋センサの用途として理にかなっているのは、主にセキュリティを簡略化することや、何らかの決済手段として利用することだろう。ただし、決済手段についてのうわさは出回っていないようだ。
まだ確実なことは分かっていないが、iPhone 5Sが9月10日に発表された場合、過去の発表から発売までの期間を考慮すると、発売日は翌週の金曜日、つまり9月20日になる可能性が高い。
価格に関しても驚くような点はない。何年もの間、新iPhoneの価格は199ドル、299ドル、399ドルに設定されてきた。今回もそうなると考えていいだろう。
では、何かサプライズはあるのだろうか。2012年のiPhone 5では、画面が大型化されて縦長になり、カメラの性能が強化されたほか、待望のLTEブロードバンドに対応した。iPhone 5Sがそれらに匹敵するものをもたらす可能性はあるだろうか。
ストレージ容量の拡大が1つの可能性である。契約付きで499ドルの128Gバイトモデルが登場するかもしれない。あるいは、iPhone 4Sで「Siri」が初登場したように、iOS 7の隠されたソフトウェア機能がほかに発表されることも考えられる。色気は全くないが最も要望の多い機能強化は、バッテリ持続時間の改善という単純なものかもしれない。米CNETの読者も同じ意見だ。
アクセサリに関してはサプライズもあり得る。少なくとも、米Logitechなどのサードパーティー企業はハンドヘルド型のゲームコントローラケースの準備を進めているようだ。
iPhone 5Sは既に多くの詳細が明らかになった現実のように感じられる。わくわく感がほとんどない製品という印象だ。実際にそうなってしまうのか、それともAppleがさらに何かを発表して人々を驚かせるのか、間もなく明らかになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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