CNET JapanとGMOリサーチが共同で、Twitterの認知度および利用動向に関するインターネット調査を実施した。調査対象の599人に、「Twitter(ツイッター)」という言葉を知っているか聞いたところ、「知っている」と回答した人は15.0%(90人)、「名前は聞いたことがあるが、よく知らない」と回答した人は29.9%(179人)だった。約45%の人がTwitterという言葉を耳にしたことがあるようだ。
調査対象の内訳は男性300人、女性299人。年齢は10代以下が19.4%、20代が20.4%、30代が20.2%、40代が20.4%、50代以上が19.7%だった。調査期間は9月1日から2009年9月2日まで。
Twitterを知っていると回答した90人に、使ったことがあるか聞いてみた。「現在アカウントを持っている」人が26人、「過去にアカウントを持っていた」人が1人、「過去も現在もアカウントは持っていないが、サイトにアクセスしたことはある」人が21人。「まったく使ったことがない」人は42人だった。現在Twitterアカウントを持っているのは調査対象全体の4.34%だ。
ちなみに現Twitterユーザーに、Twitterを使って良かったところを聞くと、「ブログに書くまでもないことを気軽に投稿でき、そこからコミュニケーションを発展させられる」「ブログより気軽に言いたいことを書ける」「普通のブログだと肩に力が入ってしまうが、Twitterなら短い一言で成り立つので気が楽。継続可能性が高い」など、ブログと比較して気軽に利用できる点が挙げられた。
Twitterを利用したことがない人を含む調査対象全体に、Twitterを使ってどんな人のつぶやきを読んでみたいか聞いた(複数回答可)。回答は「読みたいと思わない」が37.1%を占めたが、それ以外では、「芸能人や著名人」(33.7%)、「リアルの友人・知人」(28.2%)、「ネット上の友人・知人」(19.5%)などが多かった。
Twitterを活用し、140字のつぶやきで自社製品をPRしたり、プレスリリースを流したり、顧客とコミュニケーションをとったりする企業も増えている。これらの取り組みについてどう思うか聞いてみたところ、「とてもいいことだと思う」が7.3%、「まあまあいいことだと思う」が60.8%とおおむね良好な反応だった。
個別の意見では、「140字ならコンパクトで読む気になると思う」「PRに対して顧客の意見がリアルタイムに聞ける」「いいことも悪いことも正直に言えそうだから」「いろいろな意見を聞くことで正しい情報を手に入れる確率が高くなると思う」「お菓子やファストフードなどの新製品情報なら有効かなと思います。何気なくずらずらーっと見ている中で印象に残りやすいと思うので」「垣根がとり払われる、というか間口が広がるので、良いんじゃないかと思う」などが寄せられた。
一方で、「あまりいいことだと思わない」(24.5%)、「まったくいいことだと思わない」(7.3%)という反対派もいた。
それらの理由は、「140字で説明できることは限られている」「PRするなら、つぶやきではなく、堂々とPRすればいいと思う」「twitter自体あまり世間に浸透していないから、本当に一部の人にだけ宣伝するだけになってしまって、効果がないと思う」「コミュニケーションとなるのか、一方的な広告となるのかわからないから」「現段階ではコミュニケーションツールになっているが、企業情報や内密事項の漏れが発生すると思うので、個人的に参加するのは良いが、企業としての参加は賛成できないから」などだった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」