米Yahooが個人向けホームページサービス「GeoCities」を終了する。このところ自己表現手段は、その大部分がソーシャルネットワークやブログに取って代わられてきており、同サービスはウェブホームページが主体だった時代の終わりとともにその役割を終えることとなる。
GeoCitiesが隆盛を誇っていたのは、インターネットにおけるパブリッシングが自分自身のウェブサイトを設置することを意味していた時代である。GeoCitiesは、ドメイン登録や、ウェブページを描写する言語であるHTMLの記述方法の学習など厄介な問題を省くことでウェブサイト設置のプロセスを容易にした。
Yahooは、ドットコムバブルのまっただ中である1999年に29億ドル以上でGeoCitiesを買収した。GeoCitiesは当時、110万人以上のユーザーを抱えていた。しかし、インターネットにパーソナルな場所を持つというアイデアは人気を博したものの、GeoCitiesは結果的に行き詰まり、主流になれなかった。
Yahooはウェブサイトへの投稿で、「2009年中にGeoCitiesを終了する」と述べ、「GeoCitiesの閉鎖やユーザーのサイトデータを保存する方法についての詳細は、今夏提供する予定である」と語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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