土

• 異体字 : 圡, 𡈽（通用体）
• 筆順 :

 （学校で教えている筆順）

 （別^[1]。また全盲者もこちらの筆順による^[2]）

• 象形。地面に土を盛った形。

甲骨文字	金文	金文	簡帛文字	簡牘文字	小篆	流伝の古文字
殷	西周	春秋時代	戦国時代		《説文》 （漢）	《六書通》 （明）

• 『説文解字』によると「土，地之吐生物者也。二象地之下、地之中物出形也　―　土は、地中にあって〔植物や虫などを〕生え生じさせるもの。二は地面の下にあるさまに象る。地中のものが生え出ずるのである」という。
  • 「吐」は、類音による注釈。『説文』は土中から何かが生え生じるさまの象形字と考えた。

1. つち
2. 大地、ふるさと。
3. 五行、七曜の一つで万物を育成・保護する性質を表す。
   • 土曜/土曜日、土用

1. （つち）地を構成する物質。一般に、石や砂に比べ、粒子が細かく、湿り気を帯びているものをさす。土壌。

1. （ト）（土耳古の第1字）トルコを意味する語を作る。
   • 露土戦争
2. （ド）曜日の一つ。土曜日。用法: ほかの曜日とリズムを合わせるため「どー」と発音されることがある（｢火木土」: かーもくどー）。

• 土地
• 土木
• 土竜
• 土産
• 土偶
• 土人
• 土星
• 土葬
• 土下座

• 日居月諸、照臨下土。（『詩経／国風』）
  

―　太陽よ、月よ、下方にある大地を照らしてあれ。

• 夫萍樹根于水，木樹根於土，鳥排虛而飛，獸蹠實而走(『淮南子／原道訓』)
  

―　それ、浮草は水面において根付き、樹木は地面において根付く。鳥は虚空を掃いて飛び、獣は実体（＝虚空でないもの）を踏んで走る。

土 *

• ローマ字表記
  • 普通話
    • ピンイン: tǔ (tu3)
    • ウェード式: t'u³
    • 注音符号: ㄊㄨˇ
  • 広東語
    • 香港言語学学会式: tou2
    • イェール式: tou2
  • 閩南語
    • POJ: thó·
  • 客家語
    • 白話字: thú
  • 呉語
    • ピンイン: thu2
  • 中古音: thuX
    • 対応する日本語音：ト（漢）
    • 詩韻：上声　姥韻
    • 反切・等呼：他魯切　一等 透母
    • バクスターによる音訳：thuX　(th- + -u B)
      • 鄭張尚芳：/tʰuoX/
      • カールグレン：/tʰuoX/
  • 上古音: *tʰˁaʔ
    • バクスターとサガール：/*tʰˤaʔ/
    • 鄭張尚芳：/*l̥ʰaːʔ/

1. つち、土壌。
2. 土地。

1. 中国人の姓の一つ

• 推定される同根語
  • オーストロアジア語族・モン祖語：tiiʔ（=土、大地)
    • ただし、母音の一致に問題あり。^{[語源 1]}

土 *

• ハングル: 토
• 音訓読み: 흙 토
  • 文化観光部2000年式: to
  • マッキューン＝ライシャワー式: t'o
  • イェール式: tho

• 토성 (toseong) <土星>
• 토요일 (toyoil) <土曜日>

土 *

• ローマ字表記
  • チュ・クォック・グー: thổ

• 四角号碼: 4010₀
• 倉頡入力法: 土 (G)