清水有生
日本の脚本家 (1954-)
清水 有生(しみずゆうき、男性、1954年6月13日[1] - )は、日本の脚本家。東京都杉並区出身[1]。日本脚本家連盟理事、日本放送作家協会理事[2]。
来歴
編集1972年、東京都立北高等学校卒業[2]。地方公務員となり1974年に板橋区役所に入区し、福祉事務所でケースワーカーとして10年間勤務した後、1984年に退職[2]。1987年に「正しいご家族」がTBS第1回シナリオ大賞を受賞したことをきっかけに脚本家デビュー[2]。以後はシナリオライターとして朝の連続テレビ小説シリーズの『あぐり』、『すずらん』の脚本などを執筆[2]。1998年、橋田賞受賞。
2005年の『3年B組金八先生』第7シリーズの第11回からはスタッフとの確執で降板した[3]原作者の小山内美江子に代わって脚本を務め、以降は2011年の『ファイナル』までのすべてのエピソードを執筆した。
主な作品
編集テレビドラマ
編集- 正しい御家族(1987年、TBS) - デビュー作
- おふくろ…(1989年、TBS)
- カラダ記念日(1989年、TBS)
- オシャレ泥棒(1989年、TBS)
- こちら芝浦探偵社(1989年、TBS)
- こっちこい!UFO!(1989年、TBS)
- びっくりしたな、もう!(1989年、TBS)
- 悪魔をやっつけろ (1990年 TBS)
- ホットドッグ(1990年、TBS)
- がんばれジャイアンツ(1990年、TBS)
- 鯨が歌う(1990年、HBC)
- 代議士秘書の犯罪(1990年、TBS)
- 俺たちに明日は来るのか(1991年、TBS)
- 不連続爆破事件(1991年、TBS)
- タマコちゃんが来た!(1991年、TBS)
- ボクのお見合い日記(1991年、TBS・毎日放送・HBC・CBC・ RKB)
- テキ屋の信ちゃん(1991年 - 1995年、TBS) - 年一回のペースで5作品作られた。
- 青い鳥見つけた!(1992年 TBS)
- 女無法松 小夏の初恋 (1992 RKB)
- 逆転報道(1992 TBS)
- 家族写真(1992年、TBS)
- 素敵にダマして!(1992年、日本テレビ)
- 家栽の人(1993年、TBS)
- 最後の同窓会(1993年 TBS)
- RUN(1993年、TBS)
- 動く壁(1994年 フジテレビ)
- 名古屋お金物語(1994年NHK総合)
- こちら捕虜放送局(1994年 TBS)
- お兄ちゃんの選択(1994年 TBS)
- 冠婚葬祭部長(1996年、TBS)[2]
- 名古屋お金物語2(1996年NHK総合)[2]
- 辞めてたまるか!(1996年TBS)
- 戦いすんで日が暮れて(1996年TBS)
- あぐり(1997年、NHK総合)
- 私の中の誰か 〜 買い物依存症の女たち(1998年、NHK総合)[2]
- 先生知らないの?(1998年、TBS)
- すずらん(1999年、NHK総合)
- 天使が消えた街(2000年、日本テレビ)[2]
- 人間の証明2001 (2001年 テレビ東京)
- 嫁はミツボシ。(2001年、TBS)[2]
- 42歳の修学旅行 (2001年NHK総合)
- 私はやってない!痴漢えん罪殺人連鎖(2002年、テレビ東京)
- なんでも屋大蔵の事件簿(2002年テレビ東京)
- あかね空 (2002年テレビ東京)
- シンシア 〜介助犬誕生ものがたり〜(2003年、毎日放送)
- 貫太ですッ!(2003年、東海テレビ)
- 新・いのちの現場から(2004年、毎日放送)
- 家栽の人スペシャル(2004年 TBS)
- 無名(2005年 TBS)
- 新・いのちの現場から2(2006年、毎日放送)
- 3年B組金八先生 第7シリーズ 第11回 - (2005年、TBS)
- 熟年結婚 妻への詫び状 (2006年 テレビ東京)
- 家族〜妻の不在・夫の存在〜(2006年、ABC・テレビ朝日)
- 夫婦道(2007年、TBS)
- 3年B組金八先生 第8シリーズ(2007年 - 2008年、TBS)
- 続・夫婦道(2009年、TBS)
- いのちの島(2009年、TBS)
- 明日の光をつかめ(2010年、東海テレビ)
- 明日の光をつかめ2(2011年、東海テレビ)[4]
- 明日の光をつかめ -2013 夏-(2013年、東海テレビ)
- 遺品整理人 谷崎藍子シリーズ(2010年 - 2013年、毎日放送・TBS)
- 3年B組金八先生 ファイナル「最後の贈る言葉」4時間スペシャル(2011年、TBS)
- 命のあしあと(2012年 NHK BSプレミアム 総合)
- 私の父はチャンポンマン(2013年 NHK BSプレミアム 総合)
- さぬきうどん融資課(2014年、NHK BSプレミアム 総合)
- プラチナエイジ(2015年、東海テレビ)
- 恋の三陸 列車コンで行こう!(2016年 NHK総合)
- さくらの親子丼(2017年、東海テレビ)
- さくらの親子丼2(2018年、東海テレビ)[5]
- 伴走者(2020年、BS-TBS)
- さくらの親子丼3 (2020年、東海テレビ)
映画
編集- すずらん 〜少女萌の物語〜(2000年公開)
- コスメティックウォーズ(2017年公開)
- しあわせのマスカット(2021年公開)
漫画原作
編集- TODOを待ちながら -型破りカウンセラー物語-(作画・ひきの真二、1997年 - 1999年、全2巻)
- すずらん(作画・いがらしゆみこ 1999年 全2巻)
小説
編集- すずらん(2000年、角川出版)
- プラチナエイジ 1 - 3巻(2020年 双葉社)
- 奇跡のミシン ~天国の声、届けます~(双葉社)
舞台
編集- ハロー!プロジェクト
-
- 演劇女子部 ファラオの墓(2017年上演・池袋サンシャイン劇場)
- 演劇女子部 ファラオの墓 〜蛇王・スネフェル〜(2018年上演・池袋サンシャイン劇場、大阪メルパルクホール)
- 一枚のチケット ビートルズがやって来る!(2017年上演・紀伊國屋サザンシアター)
- 演劇女子部 ファラオの墓(2017年上演・池袋サンシャイン劇場)
ラジオドラマ
編集配信ドラマ
編集脚注
編集- ^ a b “清水有生のプロフィール、出演情報、スケジュール”. ザテレビジョン. KADOKAWA. 2018年4月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “清水有生 プロフィール”. システムブレーン. 2018年4月10日閲覧。
- ^ 小山内美江子「原作者・脚本家が怒りの訣別宣言 「金八先生」をTBSが殺した!」『週刊文春』2416(2007年3月1日)号、文藝春秋、28 - 31頁
- ^ 清水有生(インタビュー)「明日の光をつかめ2|脚本家、清水有生さん」『東海テレビ』、2011年8月12日 。2018年4月10日閲覧。
- ^ 山本奈朱香 (2019年1月17日). “親への憧れなんて…虐待された子と向き合うドラマに関心”. 朝日新聞 2019年1月20日閲覧。
- ^ “ミシンの音色をもう一度”. FMシアター. NHK. 2022年5月14日閲覧。
- ^ “ボイメン主演ドラマ『Re:member〜サイカイ〜』が3・25からひかりTVで独占配信決定”. TV LIFE Web. 学研パブリッシング (2022年3月9日). 2022年5月14日閲覧。