柔組織
動物の場合
編集柔組織は、器官の機能を持つ部分を指す。組織を支えるだけの基質とは異なる。
例えば次のようなものである。
器官 | 柔組織 |
---|---|
腎臓 | ネフロン |
肺 | 肺胞 |
脾臓 | 白脾髄と赤脾髄 |
脳 | 神経細胞 |
植物の場合
編集柔組織は、細胞壁が木質化されていない柔細胞からなる組織を指す。貯蔵組織と同化組織に大別される。貯蔵組織は、根や芽、茎の中心にある髄と、表皮と中心柱の間のことである皮層[1]に見られ、デンプンなどを蓄える。同化組織は葉肉(さく状組織と海綿状組織を合わせて葉肉と呼ぶ[2])のことで、葉緑体を含み、光合成と呼吸を担っている[3]。
出典
編集- ^ “皮層 - コトバンク”. 2020年5月8日閲覧。
- ^ “葉肉 - コトバンク”. 2020年5月8日閲覧。
- ^ 鈴木孝仁監修、数研出版編集部編『三訂版 フォトサイエンス 生物図録』数研出版、2016年、36ページ