昭和区
愛知県名古屋市の行政区
昭和区(しょうわく)は、名古屋市を構成する16区のうちのひとつである。
しょうわく 昭和区 | |
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国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
市 | 名古屋市 |
市町村コード | 23107-0 |
面積 |
10.94km2 |
総人口 |
108,819人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) |
人口密度 | 9,947人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 | 名古屋市(熱田区、千種区、天白区、中区、瑞穂区) |
区の木 | ハナミズキ |
区の花 | ハナショウブ |
マスコット | ショウちゃん[1] |
昭和区役所 | |
所在地 |
〒466-8585 愛知県名古屋市昭和区阿由知通3丁目19番地 北緯35度9分0.8秒 東経136度56分2.9秒 / 北緯35.150222度 東経136.934139度座標: 北緯35度9分0.8秒 東経136度56分2.9秒 / 北緯35.150222度 東経136.934139度 |
外部リンク | 名古屋市昭和区 |
ウィキプロジェクト |
概要
編集名古屋市の中心部に近く、大学施設や名古屋市鶴舞中央図書館などの文化施設も多い。名古屋大学医学部、名古屋工業大学、南山大学、中京大学など多くの大学が位置し、中部地方屈指の文教地区となっている。東部の八事・南山地区は中部地方屈指の高級住宅街が広がる。区の人口は1975年以降徐々に減り続けていたが、2013年以降はマンション建設などで再開発が進み増加に転じている[2][3]。
昭和区の区名は、1937年(昭和12年)に元号の昭和より取られた。区名の決定に当たっては、旧御器所村内における御器所地区と広路地区の住民対立が影響したと言われる。御器所地区の住民が提示した「御器所区」を区名とする案に対し、広路地区の住民が激しく反発したため、中立的な「昭和区」の名称が採用されることとなった。
地理
編集地形
編集概ね山崎川を境に比較的平坦な熱田台地と丘陵地帯である八事丘陵に分かれる。
山岳
編集- 主な山
湖沼
編集- 主な池
河川
編集- 主な河川
地域
編集区内の町名
編集→詳細は「名古屋市の地名 § 昭和区」を参照
人口
編集昭和区の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より[4] |
隣接行政区
編集- 名古屋市の行政区
歴史
編集近世
編集- 江戸時代
尾張藩の名古屋村東畑の一部、名古屋新田の一部、御器所村、石仏村、藤成新田、川名村、伊勝村、五軒屋村、八事村から以下のように構成された。
近代
編集- 明治時代
- 1876年(明治9年)御器所村と石仏村と名古屋村東畑の一部が合併し、常盤村となる。
- 1878年(明治11年)常盤村から、旧石仏村の地域が分離。石仏村と藤成新田と川名村と伊勝村と五軒屋村と名古屋村東畑の一部と名古屋新田の一部が合併し、広路村となる。八事村と中根村と名古屋新田の一部が合併し、弥富村となる。
- 1889年(明治22年)常盤村と前津小林村が合併し、御器所村となる。
- 1896年(明治29年)御器所村から、旧前津小林村の地域が分離。
- 1906年(明治39年)御器所村と広路村が合併し、御器所村となる。弥富村のうち旧八事村の地域が、植田村と島野村と平針村と合併し、天白村となる。
- 大正時代
近現代
編集- 昭和(戦前)
- 1928年(昭和3年)3月15日 天白村のうち旧弥富村の地域が、名古屋市南区へ編入。
- 1937年(昭和12年)10月1日 中区の旧御器所村に当たる地域と、南区の旧弥富村と旧瑞穂村と旧八事村の一部に当たる地域を併せて、昭和区が新設された。
- 1944年(昭和19年)2月11日 旧弥富村と旧瑞穂村の地域が熱田区の一部とともに瑞穂区として分離。
- 昭和(戦後)
出先機関・施設
編集国家機関
編集農林水産省
編集- 東海農政局安田庁舎
- 木曽川水系土地改良調査管理事務所
特殊法人
編集- 昭和年金事務所
施設
編集警察
編集- 警察署
- 交番
- 安田交番(安田通4丁目)
- 八事交番(八事本町)
- 阿由知交番(阿由知通5丁目)
- 御器所交番(御器所4丁目)
- 白金交番(白金2丁目)
- 鶴舞交番(鶴舞1丁目)
- 吹上交番(吹上町1丁目)
消防
編集- 消防署
- 出張所
- 八事出張所(昭和区花見通3丁目29番地)
- 白金出張所(昭和区福江二丁目8番11号)
医療・福祉
編集- 主な病院
- 協会
- 福祉施設
郵便局
編集- 集配郵便局
文化施設
編集- 交流施設
- 図書館
- 美術館
- 博物館
- 劇場
- 生涯学習施設
運動施設
編集経済
編集第三次産業
編集商業
編集- 主な繁華街
- 主な商業施設
拠点を置く企業
編集- パイロットインキ御器所工場 ※本社の敷地内にある
本社を置く企業
編集- 上場企業
その他の主な企業
編集かつては、中京テレビ放送の本社も昭和区に置いていたが、2016年11月21日に中村区平池町のささしまライブ24地区に建設された新社屋に移転した。
→「Category:昭和区の企業」も参照
情報・生活
編集マスメディア
編集送信所
編集ライフライン
編集電力
編集ガス
編集上下水道
編集電信
編集交通
編集鉄道
編集地下鉄
編集- 鶴舞線:(名古屋市中区) - (鶴舞駅) - 荒畑駅 - 御器所駅 - 川名駅 - いりなか駅 - 八事駅 - (名古屋市天白区)
- 桜通線:(名古屋市千種区) - (吹上駅) - 御器所駅 - (桜山駅) - (名古屋市瑞穂区)
- 名城線:(名古屋市千種区) - 八事日赤駅 - 八事駅 - (名古屋市瑞穂区)
- 鶴舞の地名は昭和区にあり、鶴舞公園も区内にあるが、地下鉄及びJRの鶴舞駅は中区に位置する。
- 桜山交差点・桜山中学は昭和区にあるが、桜山駅は瑞穂区に位置する。ただし構内通路は昭和区にまたがっており、昭和区の桜山交差点直下まで延びている。
- 吹上駅は千種区に位置するが、同駅の出入口の一部は昭和区にある。
- 地下鉄は区のほぼ中央部を鶴舞線が東西に貫通し、桜通線が南北に貫通している。2004年にはこれらに加えて東部の丘陵部を名城線が通過するようになっている。中心駅は各線が連絡する御器所駅(区役所最寄)と八事駅。利用客はやや八事駅の方が多い。
バス
編集路線バス
編集営業所
編集道路
編集高速道路
編集- ※ 高辻入口は瑞穂区にある。
国道
編集県道
編集市道
編集- 主要地方道
- 名古屋市道堀田高岳線(空港線)
- 名古屋市道名古屋環状線(環状線)
- 名古屋市道山王線(山王通)
幹線道路の道路通称名
編集- <南北の道路>
- <東西の道路>
教育
編集大学
編集- 国立
- 名古屋大学 鶴舞キャンパス - 医学部(名古屋大学医学部付属病院(名大病院)を併設)
- 名古屋工業大学 御器所キャンパス
- 私立
短期大学
編集- 私立
専修学校
編集- 県立
- 私立
高等学校
編集- 市立
- 私立
- ※愛知県立昭和高等学校は昭和区ではなく瑞穂区にある。
中学校
編集- 市立
- 私立
小学校
編集- 市立
- 名古屋市立松栄小学校
- 名古屋市立広路小学校
- 名古屋市立御器所小学校
- 名古屋市立鶴舞小学校
- 名古屋市立吹上小学校
- 名古屋市立村雲小学校
- 名古屋市立八事小学校
- 名古屋市立川原小学校
- 名古屋市立伊勝小学校
- 名古屋市立白金小学校
- 名古屋市立滝川小学校
- 私立
名所・旧跡・観光スポット
編集名所・旧跡
編集- 主な城郭・砦
- 主な寺院
- 主な神社
- 古墳
- 史跡
- その他
観光スポット
編集公園
文化施設
- 名古屋市鶴舞中央図書館
- 名古屋市公会堂
- 愛知県勤労会館(つるまいプラザ)
- 桑山美術館
- 昭和美術館
- 渡辺健一トリックアート美術館
- マンドリンの音の博物館
その他
出身関連著名人
編集出身著名人
編集- 佐久間盛政(戦国武将)
- 大政所(豊臣秀吉の母)
- 伊藤恭彦(政治学者)
- 相川圭子 (女優)
- 加藤晴彦(タレント・俳優)
- 田山涼成(俳優)
- 横田めぐみ(北朝鮮による拉致被害者。通常新潟市出身とされる)
- 香里奈(モデル・女優)
- 栃剣展秀(元大相撲力士)
- 三田敏雄(中部電力会長)
- 恒川英里(東海テレビアナウンサー)
- 岩井茂樹(政治家)
- 加藤亮(ライター、育ちは中区)
- 中山俊丈(プロ野球選手)
- 菊田翔友(プロ野球選手)
在住有名人
編集脚註
編集- ^ 名古屋市:ショウちゃんの部屋(昭和区)
- ^ 名古屋市:区別人口の長期推移(市政情報) 名古屋市 2019年10月21日更新
- ^ いい部屋ネット 街の住みここちランキング2020<愛知県版>」「いい部屋ネット住みたい街ランキング2020<名古屋都市圏版>」同時発表 大東建託株式会社のプレスリリース PR TIMES 2020年9月16日
- ^ 「毎月1日現在の世帯数と人口(全市・区別)」
外部リンク
編集ウィキメディア・コモンズには、昭和区に関するカテゴリがあります。