上国
日本の令制国の等級
上国(じょうこく、じょうごく)とは、律令国の等級区分の一つである。
中央集権的な統治制度である律令制が布かれた時代にほぼ定められた。朝廷は中央集権体制を確立するために地方行政区画を行い、政治力・経済力や土地面積・人口などの国力により地方諸国を四等級に分けた。
上国は上から二番目の位の国である。ただし、等級区分の基準はつまびらかではない。なお、国の等級区分の違いによって国司の官位等級にも差がつけられた。
延喜式によれば、上国に分類される国は35ヶ国ある。
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