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モル体積(モルたいせき)とは、単位物質量(1 mol)の原子または分子[疑問点]標準状態で占める体積である[1][2]

モル体積
molar volume
量記号
次元 L3 N-1
SI単位 m3/mol
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モル質量kg/mol)÷密度(kg/m3)でも求められる。

解説

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気体

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気体分子のモル体積は気体の状態方程式で議論され、1 molの気体分子の体積は、気体の種類によらずほぼ一定である。気体の種類による違いは実在気体の状態方程式(ファンデルワールスの状態方程式など)の係数の違いになる。

理想気体のモル体積Vm は種類によらず、状態方程式より

 

と求められる。 ただしV は体積、n は物質量、R気体定数T熱力学温度p圧力である。

たとえば T = 0 = 273.15 K(標準温度)、p = 1013.25 hPa標準気圧)のときの値は

 

である。

固体

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単体の固体結晶については、原子間距離結晶構造と関係する。単体金属結晶の原子間距離は比較的バラツキが少なく、概略10-5 m3/mol程度であるが、モル体積は結合力の違いによる原子間距離によって変動するので、元素の密度は、原子量によってだけでは決まらなくなっている。

脚注

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  1. ^ モル体積」『デジタル大辞泉』https://kotobank.jp/word/%E3%83%A2%E3%83%AB%E4%BD%93%E7%A9%8Dコトバンクより2022年2月5日閲覧 
  2. ^ 標準状態以外の状態で表される場合もある。