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◆I 忘れられない面影
「世界で一番新しい国」の母子/元少年兵と車いす/世界一大きな監獄の少女 ほか
◆II 心の声に導かれ、MSFの看護師に
メルボルンで見た「国境なき世界」/初めての紛争地で出会った”戦友”/看護の力の真価を知る
◆III 紛争が破壊するもの
ジャーナリズムが報じない”戦後”/兵士の治療と国際人道法/なぜ医療施設が攻撃されるのか?
◆IV 医療の前線を支える仲間たち
MSFの”柱”、ロジスティシャンに感謝を/ジャガイモと一杯の紅茶/顔も知らないあなたの力~寄付と信頼 ほか
◆V 派遣地での暮らし
”寝床”快適度ランキング/紛争地の「猫会議」/料理の時間~国境なき「スーパーシェフ」たち! ほか
◆VI 再びの旅立ち
現場を離れ、採用担当に/迷いと葛藤を乗り越え、混乱のアフガニスタンへ
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待ちに待った白川優子さんの著書。
ほぼ泣きながら読んだ。なんと尊い方なんだろう。その生き方が羨ましくてたまらない。もちろん真似できるものではないので、こうやって著書を読ませていただくことができてありがたい。
信頼する医師との出会いのお話も素晴らしかった。素晴らしい出会いは何物にも代え難い。
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前著の焼き直し的な部分もありつつ。
文章上手くなったな、という印象。
こういう世界を知れたのはよかった
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いつも聴いているpodcastの番組に著者の白川優子さんがゲスト出演していて、本書の紹介をしていました。
白川さんは現在「国境なき医師団(MSF)」日本事務局に採用担当として勤めていますが、18回の派遣経験を持つ看護師です。
以前、白川さんが著した「紛争地の看護師」を読んだのですが、そこで紹介されている世界各国の紛争地の実態に大いに驚きました。本書でも紛争現場の様々な立場の人々の素顔がリアルに描かれています。
同じ人間が生み出している悲惨で理不尽な人道危機。白川さんをはじめとして「国境なき医師団(MSF)」のみなさんの現地での献身的な医療支援活動には本当に頭が下がります。
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MSFについていろいろわからないと思っていたことがよくわかった。活動に加わりたい思いもあるが、キャリアを積んでいくこととのバランスを考えると難しい、、というのがやはりこの本を読んでの今の思い。まずは技術修練を積むしかないのだが。
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白川さんの1冊めの本よりも、一人一人の難民に焦点を当てた内容でした。患者さんそれぞれには強みがあって、医療をしている側が患者さんから勇気や希望をもらえることがたくさんあるんだなとわかりました。そして、日本に帰ってきてすごく平和だけら、安心するのではなく、心身にトラブルが生じてしまうことを知り、上手く変えていかないといけないのではと思います。
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戦争や紛争の悲惨さだけでなく、そこに暮らす人々の日常、スタッフたちの姿が丁寧に書かれています。「国境なき医師団」のことを知ってほしいです。あなたの寄付が救いになります。
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https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-420-31094-9
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「紛争地の看護師」に感銘を受けて、本作も読んでみました。筆者の白川優子さんは「国境なき医師団(MSF)」の手術室看護師として主に諸外国の紛争地でもある、シリア、南スーザン、イエメン、パレスチナ等に派遣された経験を持っています。
前作との違いは、同じエピソードでもより住民目線で描かれています。白川優子さんのお人柄にも触れることができ、看護師だからできることがあると言っておられますが、私は彼女だからこその支援ができているのではないかと感じます。彼女が関わった患者さんやその家族、医療関係者…表情がやわらかいんですよね!掲載されている写真がカラーだからというのもあるけれど、それだけではないと思います。興味を持って読めたのは、イスラム教徒の女性が黒い布(アバヤ)で全身を覆うのはなぜかとか、派遣された国での白川さんの生活の部分です。
ただ、やはり世界に紛争地があること、そして日々住民が恐怖に慄き、受けるべき医療が受けられない現実もあるということ…、その地で日々身を粉にして働いている、白川さんのような頼もしい存在がいることを忘れてはいけないと思いました。