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Linux Daily Topics

2018年1月18日これからはgLinuxで ―Google、社内利用のLinuxをUbuntuからDebianベースにリプレース

AndroidやChrome OSなど、Googleが開発するOSはLinuxがベースとなっていることはよく知られている事実である。これらのOSを開発するために、開発スタッフは日常的にLinuxを使っている必要があり、そのための開発プラットフォームとして数年に渡って使われていたのがUbuntuベースのオリジナルディストリビューション「Goobuntu」だ。だが現在、GoogleはこのGoobuntuからDebianベースの別のディストロ「gLinux」へとリプレースを図っているところだと「MuyLinux」が報じている。

De Goobuntu a gLinux: Google reemplaza a Ubuntu con Debian : MuyLinux
(MuyLinuxの記事を伝える英文のニュース)
No More Ubuntu! Debian is the New Choice For Google's In-house Linux Distribution

gLinuxはDebianの次期リリース「Debian 10 "Buster"」のテストブランチをベースに、パッケージのソースからビルドされているOSとのこと。Googleが加えた修正などは将来的にアップストリームに反映される予定もあるという。GoobuntuからgLinuxへのリプレースに関しては2017年8月の「Debconf'17」で発表されており、とくに新しいニュースというわけではないが、MuyLinuxの報道により広く知られるところとなった。

GoogleがなぜUbuntuからDebianへと開発プラットフォームのベースを変更するに至ったか、その理由は定かではない。だが、Canonicalの顧客としてUbuntuサポートを受けて開発するのではなく、Debianの開発版をベースにビルドしてアップストリームにも反映するという姿勢は、ここ1、2年、オープンソースコミュニティへの貢献を強化しているGoogleらしい選択ともいえそうだ。

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