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2024.06.06
# 選挙 # 政局

「こいつら殺されても仕方ないよな?」暴走する支持者たち…SNSで大絶賛される安芸高田市長・石丸伸二氏「人気の正体」

いよいよ7月に迫る東京都知事選。すでに立憲民主党の参議院議員である蓮舫氏が名乗りを上げ、現職の小池百合子都知事との一騎打ちになるのではないかとも言われている。

そんな中、中国地方から一人の男が出馬を表明した。広島県安芸高田市の石丸伸二市長だ。旧態依然とした地方議員をことごとく論破する姿が注目を浴び、SNS上では「他の議員たちとIQが違い過ぎる」などと絶賛の声も多い。

主に石丸氏が出演する市の公式YouTubeチャンネルの登録者数は、自治体では最多の約27万人。歯に衣着せぬ発言はXでも健在で、本人の公式アカウントのフォロワー数は今や約40万人にものぼる。

はたしてその「実像」とは——。これまで石丸市長の言動をつぶさにウォッチしてきた取材不足氏が、正体を明らかにする。

異例の市長の誕生

「東京を変えて、日本を変えたいと思います!」

スティーブ・ジョブスばりにヘッドマイクをつけて、こう力強く語って東京都知事選への出馬を宣言したのは、広島県・安芸高田市長(6月9日付けで辞職予定)石丸伸二41歳である。

5月16日、東京ビッグサイトでのイベント『クライマーズ2024』でのことだった。それを伝えた石丸氏のXの閲覧数は約4000万回。恐ろしいまでの人気である。

翌日、石丸氏は広島市で会見を開いて正式に立候補を表明し、「東京の過密を解消して世界一住みやすい町にできる」などの抱負を語り、その様子が各メディアで報じられた。この報道で初めて石丸氏を知った人も多いのではないだろうか。

そもそも石丸伸二とは何者なのか。

写真:時事
 

安芸高田市は広島県北部に位置する人口2万6000人の小さな自治体である。石丸氏はこの地で生を受けた。京都大学経済学部を卒業後、三菱東京UFJ銀行で経済を分析・予測する専門家として活動。4年半にわたってニューヨークに駐在し、アメリカ大陸の主要9ヵ国を担当した、というのが本人のXでのプロフィールだ。

東京で勤務していた2020年6月、衆議院議員(当時)河井克行による大規模贈賄事件で、安芸高田市長が現金受領を認めて辞職したことを知り、市長への立候補を決意。政治経験はゼロだったが、地元出身、37歳の若きエリートへの期待は大きく、対抗馬の副市長を僅差で破って8月9日に市長の座に着いた。

ここまででも十分に異例の経歴だが、別の意味で異例なのはここからだ。

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