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【ゲームエンタメ株概況(12/18)】日本ファルコムが急騰 ゲーム開発・WEB制作会社買収のアクセルマークにも物色 colyやサンリオに押し目買い

12月18日の東京株式市場は4日続落。日経平均株価は、前営業日比282円97銭安の3万9081円71銭でこの日の取引を終えた。安値引けとなった。日銀金融政策決定会合や米国連邦公開市場委員を控えて様子見ムードが強い一方、ポジション調整の売りに押された。

【主要指数】
・日経225: 39,081.71(-282.97)
・TOPIX: 2,719.87(-8.33)
・ドル/円: 153.38(-0.16)
・ダウ: 43,449.90(-267.58)
・ナスダック: 20,109.06(-64.83)
・SOX: 5,169.79(-282.97)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は37銘柄(39%)、下落は47銘柄(49%)、変わらずは12銘柄(13%)で、下落した銘柄の方が多かった。

個別では、日本ファルコム<3723>が急騰。前日(12月17日)、創業者で取締役会長の加藤正幸氏が2024年12月15日に逝去したと発表したが、加藤氏の保有していた株式を巡る思惑が出ているという。他の有力ゲーム会社などが承継のために取得するとの期待が出ているとのこと。

 

クシム<2345>が年初来高値を更新したほか、直近で大きく下げていたcoly<4175>やサンリオ<8136>、ANYCOLOR<5032>にも押し目買いが入った。

 

アクセルマーク<3624>が反発。前日、ゲーム・アプリ開発、XR開発、WEB制作/システム制作など主にエンターテインメント分野で開発実績を持つスパイラルセンスの全株式を2025年5月下旬に取得し、子会社化すると発表したことが材料視された。

 

他方、セガサミーホールディングス<6460>が小反落。みずほ証券が同社株のレーティング「買い」の継続とし、目標株価を3500円から3400円に引き下げたと観測されている。

バンダイナムコホールディングス<7832>が反落。東海東京証券が同社株のレーティング「ニュートラル」の継続としつつ、目標株価を3170円から3530円に引き上げたと観測されているが、時価は3700円台と目標株価を上回っている。前日に年初来高値を更新したこともあり、利益確定の売りも出ているもよう。

このほか、前日に高値を更新したビーグリー<3981>やバンク・オブ・イノベーション(BOI)、MIXI<2121>、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が利益確定の売りに押された。