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『ブルーアーカイブ』は「水着イベント」で20代男性ユーザーが大幅増 ストーリー追加日の平均プレイ時間は1.5倍以上に増加 ゲームエイジ総研調査

ゲームエイジ総研は、Yostarの『ブルーアーカイブ』をピックアップし、 6月22日より開催した夏季イベント「アビドスリゾート復旧対策委員会」がアクティブユーザー数やプレイ時間などに与えた影響をまとめた。20代男性ユーザーが大きく増えたほか、ストーリー追加日の平均プレイ時間は1.5倍以上に増加するなど顕著な効果が見られたという。モバイルゲームの美少女系ゲームにおいて、夏場にゲーム内キャラクターの水着バージョンなどが入手できるイベント(水着イベント)が開催され、 ユーザーの注目度や期待度が高い。


<以下、プレスリリースより>

■水着イベントで20代男性ユーザーを中心に獲得

はじめにアクティブユーザーの推移を見ていきます。

5月から6月にかけ、 Dailyアクティブユーザー数は安定的に10万人以上の規模で推移していましたが、 水着イベントの告知の生配信が行われた6月17日からアクティブユーザー数が上昇。 水着イベントが開催された6月22日には14.3万人と、 前日から2万人増加しています。

また、 5月24日と6月8日にもアクティブユーザー数が微増しています。 これはメインストーリーの追加や新キャラクターの実装が行われた効果と見られます。 【グラフ1.】

 

それでは『ブルーアーカイブ』はどのようなユーザーにプレイされているかを見てみましょう。

本作は男性向けの美少女系ゲームということもあり、 全体の9割以上が男性ユーザー、 特に20代男性が52.3%と過半数を占めています。 またTOP3である10代から30代男性の合計は89.6%となっており、 このセグメントだけで9割近いユーザー規模となっています。 【グラフ2.】

 

この、 全体の9割近くを占める10~30代男性ですが、 さらに細かく年齢別の推移を見ていきましょう。

どの世代もイベントが開始された6月22日に増加していますが、 その中でも特に20代男性は1.35万人増加しており、 今回の水着イベントが20代男性により大きな影響を与えたことが分かります。 【グラフ3.】

 

次に『ブルーアーカイブ』をプレイしているユーザーが、 他にどのようなアプリをプレイしているのかを見ていきます。

最も多かったのは『ウマ娘 プリティーダービー』の41.3%。 『ウマ娘 プリティーダービー』はアクティブユーザー数も多いため、 同時プレイ率が高くなっていますが、 それでも4割以上というのは非常に高い割合です。 続いてアクティブユーザー数の多い『Fate/Grand Order』が33.1%となっており、 TOP5がすべて、 20代男性に人気の高い美少女系ゲームで占められています。 また『ブルーアーカイブ』と同じく、 Yostarが運営を行っている『アズールレーン』と『アークナイツ』が入っている点は本作の特徴と言えるでしょう。 【表1】

  

■ストーリー追加日には平均プレイ時間が1.7倍以上に 

【グラフ1.】で確認されたように、 メインストーリーの追加が行われた5月24日と6月8日、 水着イベントが開始された6月22日は、 それぞれDailyユーザー数に顕著な増加が見られましたが、 平均プレイ時間の変化には異なる傾向が見られます。

『ブルーアーカイブ』の普段の平均プレイ時間は30分前後ですが、 メインストーリーが追加されたタイミングでは平均プレイ時間が50分以上に増加しています。 『ブルーアーカイブ』のストーリーはユーザーからの評価が非常に高く、 追加されたその日のうちに読みきっているユーザーが多いため、 ストーリー追加日の平均プレイ時間が長くなっていると思われます。 【グラフ4.】

 

このように、 『ブルーアーカイブ』の水着イベントは20代男性を中心に多くのアクティブユーザーを獲得したことが確認されました。 また、 メインストーリーの追加では、 ユーザーの平均プレイ時間が増加することも確認できました。

平均プレイ時間の増加は、 ユーザーがそのゲームに集中し熱中しているということであり、 ゲームを運営する企業にとって重要なKPIの一つと言えます。 『ブルーアーカイブ』のケースでは、 水着イベントで獲得したユーザーを、 今後新たに追加されるストーリーで引き付け、 熱中させ、 継続プレイヤー数を維持していくことが重要になるでしょう。

ストーリーやキャラクター人気の高いゲームの運営においては、 同様の戦略をとるケースが多いと考えられます。 今後もこのような特長を持つアプリの「仕掛けと動向」に着目していきたいと考えます。

 

ゲームエイジ総研

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