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昨年10月にPCクラッシュさせ、バッドセクタ(というよりも不良クラスタ)が大量発生してしまったSSDをローレベルフォーマットしてみた体験をメモしたページです。

SSDをクラッシュさせたは時、chkdskに「/R」オプションを付けて回復を試みたらダメなんですね。。。。

検証対象になったSSDの健康状態
SSDドライブの状況
▲クリックで拡大
総書き込み量はまだ2.56TBとかなり低い値なのに、
 ・訂正不可能エラー
 ・回復不能セクター
 ・代替セクタ(予備領域)
 この辺の数値がダダダーッと悪化して、SSDの寿命は一気に寿命が縮んでいます。特に予備領域は初期値の2/3に減ってしまいました。。。。

SSDにchkdsk /r しちゃダメ!

chkdsk中、以下の様なメッセージが出ている時は、SSDの代替セクタを食いつぶしている真っ最中です。
chkdsk /r 中の画面
chkdsk中の画面
▲クリックで拡大
エラーの修正処理を行う際、SSDは代替セクタを食いつぶします。
代替セクタは、SSDの寿命の生命線です。

ちなみにディスクエラーが発生しても、chkdsk /f で済ませ、修復を試みなかった場合は以下の様な状態になります(上図とは別ドライブ)
SSDドライブの状況
▲クリックで拡大
 ・訂正不可能エラー ・・・・エラー検出した分だけ数値が悪化
 ・回復不能セクター ・・・・エラー検出した分だけ数値が悪化
 ・代替セクタ(予備領域) ・・・・悪化していない。

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代替セクタ(予備領域)の無くなったSSDをローレベルフォーマットしてみる

ひょっとすると、回復するんじゃないかなあ?
と淡い期待を持ち、代替セクタ(予備領域)の無くなったSSDをローレベルフォーマットしてみました。

SSDのローレベルフォーマットには、「HDD Low Level Format Tool」というフリーツールを利用してみます。
ローレベルフォーマット 無事終了
▲クリックで拡大
画像は無事ローレベルフォーマットが終わった所です。
※このツールは、内蔵HDD/SSD、USB接続のHDD/SSD/SDカード/USBメモリなどがローレベルフォーマット可能です。フリー版には50MB/sと速度制限がありますが、それ以外の機能はすべて利用可能です。

ローレベルフォーマット後のSSDの状態
ローレベルフォーマット後のSSDの状態
▲クリックで拡大
何も変わっていない・・・。

う~ん。。。
やはり甘い考えでした。それでも容量が少し減る変わりに「訂正不可能エラー」や「回復不能セクター」が減ったりするんじゃね?と、何かしらの変化を期待していたのですが、そういうモノは一切無いみたいですね。

残念 ( ̄▽ ̄;)

追記

コメント欄で「ファームウェアをアップデートしたら回復するのでは?」とのご意見を頂きました。
なるほど、試してみる価値はありそうですが、問題のSSDは既に最新のファームを適用した後でした。
同じファームで上書きとか、古いファームに差し戻しなどの行為は、ちょっと怖くて試せないでいます(^_^;

おまけ

ローレベルフォーマットを行うと、パーティション情報などが全て失われてしまうので、(Windowsの場合は)[コンピュータの管理]>[ディスクの管理]で、「ディスクの初期化」を行う必要があります。

ディスクの初期化の初期化を行っている所
ディスクの初期化の初期化を行っている所
▲クリックで拡大
Windows Vista以前で利用する可能性がある場合は、MBR形式でフォーマットしておきましょう。
3TB以上のHDDの場合は、GPT形式でフォーマットしておきましょう(古いPCで利用しないよう注意しましょう。)