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てぃ先生に聞いてみよう!「間違いを指摘すると大泣きする子、どうすれば?」
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現役保育士であり、さまざまなメディアで活躍している「てぃ先生」は、子育て中のファミリーに寄り添う心強い存在。そんなてぃ先生に、読者のお悩みに応えてもらいます。
今回のお悩み:間違えることが大嫌いな子の対処法って?
完璧主義の4歳児は間違えることが大嫌い。ちょっとした質問でも答えに不安があると考えを言いません。不正解だと「私もそう思っていた!」と言い、間違いを指摘すると大泣きします。[1歳、4歳のママ]
間違えを正さず、子どもの言葉を受け入れてあげて
答えを当てないと気がすまない「完璧主義」というよりは、当てたかったのに間違えてそれを指摘されて悔しいという「負けず嫌い」と、捉えた方がいいのでは。この場合、子どもは間違えたことを分かっているけれど認めたくないから、「私もそう思っていた」という、あまのじゃくな部分が出てくるのでしょう。それに対して「間違えているよ」と正すと、さらに反発して負けず嫌いをこじらせることになってしまいます。「あなたもそう思ったんだね」と受け入れてあげれば、「本当は間違えたけど、間違えてないことになって良かった」と安心でき、安心できれば新たな問題にチャレンジしていけるでしょう。
また、「私もそう思っていた」という対応は、親には通じなくても友達には通じていたのかも。それは、「賢く生きるテクニック」を身に付けているとも言えるでしょう。そのごまかしを続けていく中で、友達に「そんなのズルだよ」と言われたら、その時に新たな対応を学んでいけばいいと思います。この先、小学校のテストなどで自分の間違いを認めざるを得ない場面は、必ず出てきます。今は無理に正さず、子どもの言葉を受け入れてあげてくださいね。
ここがPoint!
親が「わが子は完璧主義」と気にし過ぎると、本当にそうなっていくことがあります。「間違えていると分かっているならいいか」と肩の力を抜いてください。