Thunderbolt 3
概要
Thunderbolt 3とは、コンピュータ本体と周辺機器などを結ぶ高速なシリアル通信インターフェース規格であるThunderbolt(サンダーボルト)の第3版。伝送速度が40Gbps(ギガビット毎秒)に向上し、コネクタ形状がUSB Type-Cに変更された。Thunderboltは米インテル(Intel)社と米アップル(Apple)社が開発したパソコン向け通信インターフェース規格で、ディスプレイや外部ストレージ、外部GPUなど高速・大容量の通信が必要な機器の接続に用いられる。
Thunderbolt 3は2015年に発表された規格で、伝送速度が初版の4倍にあたる全二重40Gbpsまでに引き上げられ、PCI Express 3.0、DisplayPort 1.2に加え新たにUSB 3.1 Gen 2対応が追加された。40Gbpsはディスプレイへの映像信号の伝送と周辺機器との間のデータ伝送の合計値で、データ単独では22Gbpまで(機種によっては16Gbps)となる。
コネクタ形状が以前のMini DisplayPortからUSB Type-Cに変更された。USBの信号にも対応するため、USB機器の接続にも用いることができる。USB PD(Power Delivery)モードでは最高100Wの給電に対応する。物理仕様は同じだがUSB用に設計されたUSBポートでThunderboltによる通信を行うことはできない。
(2022.7.14更新)