DOLCE 単語

DOLCEとは・・・

1. (イタリア語　男性名詞)(英：sweet)
   菓子、ケーキ、デザート
2. beatmaniaIIDXをはじめとした、万能音ゲープレイヤーで、BEMANIのプロ選手。正確には「DOLCE.」とピリオドが入る。
3. ハーゲンダッツが製造・販売しているアイスクリームの種類。
   ミニカップの上級版で、2011年現在3種類が発売されている。価格は一個(120ml)300円以上。
4. dolce...歌い手、生放送主。⇒dolce(生放送主)
5. Dolce...エロゲ「サクラの空と、君のコト」のED。ボーカルは片霧烈火。
6. シャープがNTTドコモ向けに発売した携帯電話「DOLCE」(SH851i)、「DOLCE SL」(SH902iSL)。
   携帯電話初心者・50代以上の高年齢層をターゲットにしており、高機能型らくらくホンとも言える。 

 
ニコニコ動画内ではほとんど[2]の意味で使われるので、以降[2]について解説する。

概要

本項で解説するDOLCE.は、コナミのアーケードゲームbeatmaniaIIDXのプレイヤーである。岩手県在住。BEMANIのプロチーム「APINA VRAMeS」元・所属の選手。通称「ドル」。他のプレイヤーからの敬称は「大魔王」で、BPLでAPINA VRAMeSの選手として出た際の二つ名もこれだった。
2006年ごろから頭角を現し、2008年3月開催のトップランカー選手権2008ではbeatmaniaIIDX部門優勝。さらには2011年に開催されたKONAMI Arcade Championship(以下KAC) 2011でも各地方からの精鋭が集まった大魔王討伐隊を退け、IIDX部門にてぶっちぎりで優勝。
上記のように圧倒的なスコア力を持ち、現在スコアに関しては敵なしの状態だが、2010年代後半から台頭し始めたプレイヤーには高密度な鍵盤物量系で苦戦を強いられることも。しかし、ソフラン・スクラッチといった技術的な特化譜面では未だに彼の右に出る者はいないと言われる程の驚異的な精度を誇る。

beatmaniaIIDX 14 GOLDで判定が健全化されてからは無類の強さを発揮するようになる。
さらにLincleにてターンテーブルの感度が向上したため、もはや誰もこの人物を止められそうにない。
あまりのミスの少なさとスコアの高さに、彼のプレイ動画には「人間やめましたシリーズ」「DJ AUTOの弟子」「DJ SEMIAUTO」「妖怪皿回し」といったタグが付くこともしばしば。

そのあまりにも人間離れしたプレイは、鍵盤を叩く様があたかも指が瞬間移動をしているかのように見え、
ターンテーブルを回すたびに衝撃波が発生するという・・・。

さらに上記以外の機種でも人間離れした実力を持つ（詳しくは後述）。
KAC2012ではBEMANIシリーズ全9機種の総合順位で争うMaster部門にて音ゲーオールラウンダー、翌年の覇者であるほしケチとの激しい争いの末、わずか33点差で勝利し見事初代Master部門の座を勝ち取った。また第34回「BEMANI Backstage」にて公式に「大魔王」と紹介されていた。

2017年2月12日、The 6th KACのbeatmania IIDX 24 SINOBUZの最終決勝で解説・コメンテーターとしてゲスト出演した折、コナミとプロゲーマー契約したことが発表された。対戦格闘やFPSが中心のプロゲーマーは数いれど、音ゲーに関してのプロ誕生は史上初となる。プロ後はBE生をはじめとしたBEMANI関連イベントへの露出の他、前々から縁のあるHARDCORE TANO*CなどでのDJ活動など、様々な分野で活動してきたが、プロの選手として競技に参加したいということもあってか、約4年近くを持ってプロ契約に一旦区切りを付けた。その後、BEMANI PRO LEAGUEのAPINA VRAMeSとの契約が結ばれ、競技としてのプロ選手に生まれ変わることとなったが、翌年のSEASON2ではBPLのプロ選手として出ないことが本人から発せられた。

最近ではbeatmania IIDXと中心とした生放送をyoutubeで行うようになり、全国・海外のIIDXプレイヤーからの視聴者も徐々に増えつつある。過去に夏に行われたIIDXのラウンドワンカップでは自身の名を大会に冠している。

2020年のIIDX・DDR・SDVXの9thKAC決勝の翌日の夜に、2019年に結婚したという衝撃の発表がされた。結婚相手は初の音楽ゲームプロとなるために支えてくれた方だという。

大魔王の弱点?!

KACでのアンケートにより、嫌いな食べ物が海老である事が判明した。
これを受けてか、ランカースレのコピペに「嫌いな食べ物は海老、嫌いな動物は亀」と書かれた事がある。
これは、AC EMPRESS頃まで活躍していたIIDXのランカーLIFULL（EBIA）→海老、KAC 2012優勝者MADOKAの旧DJ NAME→亀にかけたネタなのだが、もちろん、これらは冗談であり、DOLCE.自身は尊敬する人物として度々LIFULLの名前を挙げているし、MADOKAとも仲が良い。

伝説

beatmaniaIIDX

• BEMANIトップランカー選手権2008 beatmaniaIIDX部門 優勝
• 2009年1月28日、シングルプレイ☆12の41曲(当時)すべてでスコア全国一位という偉業を達成
  • 参考資料：全一表の侵食過程が残されている当時の2chランカースレのログ
• RANDOMオプションが付いている状態でもV(BEMANI)のANOTHERを二連続でPERFECT CLEAR
• 18 Resort Anthemにおいて、所持DELLARが6桁を超えていることが判明
  • 獲得量大幅増加処置の前であったため、とんでもない数のプレイとフルコンボを積み重ねていたことになる。
• DOLCE.式という運指が存在するが、DOLCE.本人の運指は異次元運指すぎてそれの原型を留めていない
  • 実はDOLCE式という運指は本来存在しない。一般に言われているDOLCE式はホームポジションの一つらしく、譜面によって運指を使い分けている。瞬時に運指崩し、転換を行う様が異次元運指に見えるのかもしれない。
• EXTRA専用曲にEX-HARDオプションを付け忘れたことでテンションが上がりすぎたあまり度胸ステップ
• Lincleの連動イベント「Lincle Link」第三弾において、ある条件を達成すると解禁される「WONDER WALKER」の伝導師第一号に2011年11月21日19時15分21秒付で任命された。
• 実質第三回トップランカー選手権となるKAC 2011にて、2位に354点差を付けてぶっちぎりでIIDX部門優勝。公式大会で2連覇を達成。さらに2位であった関東エリアの代表のNAMEが「MADOKA」だったことから、新たに「ワルプルギスのドル」という称号が。あぁ、また時間が巻き戻るよ・・・
• KAC2011の仮表彰式にて図らずしも振り向き( ﾟдﾟ )彡
  → TシャツをREFLEC BEATのものからbeatmaniaIIDXのものへと着替え忘れていたことを指摘され照れる(*ﾟдﾟ*)
• ただの乱譜面に飽きたらずS乱にハマり次々と高難易度S乱をHARDクリア。
• 2012年4月15日、CSではあるが、ついに冥(ANOTHER)をフルコンボ。(画像)
• ……と思いきや、翌日(2012年4月16日)には同じくCSにて卑弥呼(ANOTHER)をフルコンボ達成。(画像)
• Twitterでの発言(個人へのリプライ)によれば、ACで未だフルコンに至っていないのは卑弥呼、冥、perditus†paradisusの3つだけとのこと。
• KAC2012 IIDX部門では惜しくもMADOKAに敗れ2位に終わった。しかし翌年のJAEPO 2013にて、彼とのエキシビションマッチが行われ、灼熱では25点差で負けるもp†pで100点近い差を付けて逆転勝利し、雪辱を果たしている。
  • このエキシビションは「同じ会場・筐体条件でDOLCE.君と対戦したい」というMADOKAからの要望で実現したものである。彼が1P側、DOLCE.が2P側プレーヤーだからこそ可能な対戦であった。
• 2013年3月27日、CSにて冥(ANOTHER)をBP0でフルコンボを成し遂げた。(画像)なんてこった...(本人談)　果たしてこの人はどこまで進化するのか・・・。
• ちなみにDPの方も、EXITら専門のトッププレーヤーには及ばないが相当な腕前。2013年7月22日には悪名高き3QことCS DistorteDのDP皆伝に合格、ACでも当然のように皆伝に合格している。ARENAモードでは両方のクラスがA1の1人でもあり、高難易度のスクラッチ譜面ではトッププレーヤーに引けを取らない実力を発揮する。意外にもホームポジション系の譜面は苦手な傾向があるようだ。
• KAC2013 IIDX部門では2大会振りの優勝(前年のMaster部門も含めればポップンのTATSUと並ぶKAC3年連続優勝)を果たし、大魔王復活を強く現した。
  • 最初の4位スタート、DAY DREAMでのギアチェンミスなどの演出トラブルにも見舞われたが、空打ちでアレンジを行う、3y3sのドクターマリオ地帯をつなぐ、先述のギアチェンミスを乗り切ってAAAを叩き出すなど、「魅せる」戦いぶりで栄光を掴んだ。
• ちなみに、KACの本番4日前に包丁で指を怪我したことがTweetされていた。が、その翌日にはMENDESの全一を更新している。
• 2015年11月8日、BEAT #1状態のAC HAPPY SKYを使用した「穴冥召喚チャレンジ」に見事成功。SCREAM SQUAD(ANOTHER)AAA獲得によるONE MORE EXTRA出現、更には冥(ANOTHER)HARDクリアも達成するという10年越しの快挙を成し遂げた。
• 金野火織の金色提言のムービーにおいて、手元動画で出演した。
• 2020年8月8日、INFINITASワンデーランキング大会の公式配信に登場した際に普段と違う環境かつ各曲一発勝負で2位をかっさらうという公式が大会荒らし健在ぶりを見せた。令和時代和時代VELOCE…………？誰だこれは？
  
• 30 RESIDENTでノーツレーダーの各要素を数値化する形でプレイヤーの実力を示すノーツレーダーランキングが設けられたが、その中で全ての要素がランクRESIDENT（数値180以上）に達した1人（全体でわずか8人）。ここでも総合2位（国内1位）の実力で、やはりというべきかSCRATCH・SOF-LANがずば抜けている。次作の31 EPOLISでは、32 Pinky Crushの稼働が近づいていたBPL SEASON4 IIDXの決勝前夜にSCRATCHのレーダーで前人未踏の190超えを成し遂げる。大魔王・妖怪皿回しの名はやはり健在であった。

DrumMania

• V時代は最高クラスの炎ネ。「この子の七つのお祝いに」をHS0.5で、GOOD一桁フルコンするほどの腕前であった。
• XGシリーズになってからも、もちろん最高クラスの金ネ。XG2スキルランキング最終成績10位。
• KAC 2011の東北・北海道地区の決勝に進出。
• 家庭用IIDXコントローラーを手に、DAY DREAMやMODEL FT2(Miracle version)などのV時代における高難度ドラム譜面に挑戦するなどの異種格闘技にも挑んでいる模様。

Dance Dance Revolution

• Valkyrie dimension及びPARANOiA Revolution SP CHALLENGEクリア経歴あり
• 888 SP CHALLENGEを始め、多くの人外譜面をフルコンボ済
• 2014年前半から本格的にDDRを攻略しはじめ、7月30日から31日にかけてSPのレベル18全譜面AA以上、及びVOLTAGE・STREAM値198を達成。翌8月1日にとうとう最高ランクである真・足神さまの称号を得た。（なお、8月1日時点において真・足神さまを達成した人間は彼を含めて10名程度である）
• A3において実に4か月ほどに渡る挑戦の末、2023年8月25日に段位認定の皆伝に念願の合格を果たす。あの凶悪な足切りのLachryma《Re:Queen'M》を擁する皆伝だけあって、何度も挑んでは1曲目落ちをかましてきた程。努力と執念が実を結んだと言えるだろう。

jubeat

• KAC2012のMaster部門の為だけに予選ラウンド課題曲5曲（Mother Ship、DIAVOLO、Vermilion、PRANA、Beastie Starter）を全EXCELENT（jubeat部門予選ラウンドランキング 北海道・東北エリア。7UP.＝DOLCE.）。
  • それでも「課題曲以外できる自信がない」とあっさり決勝ラウンドを辞退。

REFLEC BEAT

• わけのわからないDEADLOCKのHARDをあっさりフルコンボ
• 初の全国大会となったKAC 2011にて、東北・北海道エリアから参加。
  まさかの(順当に？)地区決勝に進出。同日同所で開催されたIIDX部門の間を縫って参加、優勝はできなかったものの、地区2位を記録した。なお、地区1位は後に全国優勝を果たすN.E.X.T.だった。

その他の機種

• SOUND VOLTEX（初代）…最難譜面FLOWER REDALiCE Remix EXHAUSTをなんと登場早々1ミスクリアし、程なくしてULTIMATE CHAIN(フルコンボ)達成。(しかし彼でもこの譜面は初見で落ちたという)、しばらく経過した後、III CLOUD版を専用コントローラーと共に購入しており、IIDXで培った鍵盤力はこの機種でも発揮している。
• pop'n music…fantasia時点でレベル50のうちトイコンテンポラリーEX・サイレントEX・ムラクモEXのクリアを達成している。最近ではAC筐体でma plume(UPPER)を数回目でイージーゲージ補正無しで初クリア。
• CHUNITHM（SEGA）…公式放送・動画にこれまで3回出演し「宇宙最強音ゲープレイヤー」等と称される。特に稼働から間もない8月初頭の放送ではほしケチ他と共に出演し、当時最高難易度だった「The wheel to the right」MASTER譜面をスキル「勇気のしるし」つきで突破するプレイを披露。（同条件で対戦したほしケチ、Smn、ロシェ@ペンギンは途中落ち）
• ノスタルジア…BE生での先行プレーではnostosのEXPERT譜面(Lv11)でA+評価を獲得。安定した実力を発揮している。
• CUPHEAD（家庭用IIDXコン）…音楽ゲームではなくアクションゲームだが、家庭用IIDXコンを用いてレギュラー（通常難易度）全ステージを制覇している。エキスパート（最高難易度）攻略、或いはアイテム縛りプレイについても意欲を示している。コントローラの時点で縛りプレイになっていることを忘れて発言しており、視聴者からツッコまれている。
• 太鼓の達人…2024年8月に本格的に始めた。6日目で、はやさいたま2000おにを擁する段位認定七段に合格するという驚異的な上達スピードを見せている。

関連動画

トップランカー選手権2008 / KONAMI Arcade Championship 2011

▲ トップランカー選手権2008とKAC2011で文句なしの優勝を決めた瞬間 ▲

DJ AUTO vs DJ AUTO(?)　シリーズ

▲プログラムによるオートプレイ（通称DJAUTOさん）とDOLCE.のリプレイの疑似対決シリーズ。
画面中の白い4桁の数字は、「オートプレイがDOLCE.のプレイとどれだけ点差をつけているか」である。
「嘆きの樹」の満点は4000点。

jubeat & SOUND VOLTEX

新音ゲーにも果敢に挑む弐寺魔神であった。

君ビートマニアうまいねぇ

ほんもぁおかしい

→ ギャラリー界

(DOLCE氏の嘆きの樹のプレイがある度にこの動画のネタが出てくるのはもはやお約束。)

↓数年後

↓さらに数年後

関連商品

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関連項目

• beatmaniaIIDX
• DrumMania
• Dance Dance Revolution
• REFLEC BEAT
• SOUND VOLTEX
• DJ AUTO
• 大魔王
• ギャラリー界
• 君ビートマニア上手いねぇ
• まさかの3000コンボイ
• 人間やめましたシリーズ
• 音ゲーマーの一覧

本人のサイト

• 岩手少ない http://dolce.sara-yashiki.com/
• Twitter（dolce_anamei）

付録：2009年1月28日 SP☆12全曲全一達成時の全一スコア表

※現在はさらに更新されているものも多いですが、あえて当時の状態で掲示いたします。