Denoとは
当記事では1.について解説する。
Node.jsは2009年に登場して以来、世界中に普及してブラウザに次ぐJavaScript実行環境となった。Node.jsの開発者Ryan Dahl(ライアン・ダール)氏はさぞや鼻が高いであろうと思いきや、氏はNode.jsの設計を後悔していた。2018年に「Node.jsに関する10の反省点」として発表している。
これらはNode.jsが普及してしまった今となっては互換性が損なわれるので修正が不可能になっているとのこと。
そこでRyan Dahl氏自身が新たに開発し直したJavaScript実行エンジンがDeno(ディーノ)である。名前はnodeのアナグラムになっている。2018年に発表された後、2020年5月14日にバージョン1.0.0がリリースされた。
ロゴには恐竜を意味する単語dino[1]にちなんで恐竜のマークを採用している。CUI上でもUnicode絵文字に対応していれば起動時のメッセージ内に恐竜の絵文字[🦕]が表示される。
開発はTypeScriptとRustで行われている。
Node.jsの反省点に関する改善の他に、TypeScriptがトランスパイルなしで動くのも特色の一つ。ただ、内部にChromeのV8エンジンを使用している点はNode.jsと変わりないらしい。
なお、過去の反省からパッケージ管理システムnpmに相当するものはなくなり、代わりにWeb上のソースコードのURLを直接指定してimportすることができるようになっている。また、互換性の観点でversion1.28ではnpmパッケージのインポート、version1.31ではNode.jsのpackage.json形式でのインポートにも対応している。
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最終更新:2025/04/10(木) 05:00
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