CFMインターナショナル CFM56とは、航空用ターボファンエンジンである。
ターボファンエンジンのベストセラーの一つ。
ボーイング737やエアバスA320といった、定員150人前後の小型機のエンジンとして文字通り多数の採用例がある他、一部の大型機(A340など)での採用例もある。
また、旧型機に於いて整備性や燃費向上などの目的でエンジンをCFM56に換装される例もいくつかある。
軍事目的に於いても、アメリカ軍では「F108」という名称で多数採用されている。
CFM56はB-1爆撃機のエンジンとして知られる、ゼネラル・エレクトリック F101ターボファンエンジンをベースとしている。
「10トンエンジン計画」という名称で計画されていた通り、推力は10~15t前後である。このため「お手頃出力のエンジン」として小型機に多数採用されている他、旧型機のエンジン換装に使われることもある。
CFM56の「56」という数字はバイパス比(ファンからそのまま吐き出す空気の量:コアエンジンに送り込む空気の量の比)が5~6:1という意味である。
最も初期のモデル。推力は98~108kN。
DC-8のエンジン換装で初陣を切る。
主な採用機
元々はボーイング737向けに開発されたモデル。推力は82~105kN。
737シリーズ向けに3975台が製造された(ターボファンエンジンとしては世界最多)。
搭載機
エアバス製航空機向けに開発されたモデル。FADEC(デジタルエンジン制御)が追加されている。
推力は98~151kN。
5Aと5CはETOPS認定を受けている(早い話が大洋横断しておkということ)。
搭載機
CFM56-5シリーズのうち、A340向けに開発されたモデル。
大型機であるA340のエンジンとして使用されるため、シリーズ中最大の推力を有する。(139~151kN)。
低圧圧縮機が4段に・低圧タービンが5段に増えた他、ファンが大型化され、ノズルは効率を高めるために混合排気型(コアエンジンの排気とファンの気流を合成する)になっている。
搭載機
CFM56シリーズの最新モデル。これまでのモデルより効率が向上している。
ボーイング737の次世代モデル向けに開発された。
タービンや圧縮機などの配置はCFM56-3を元にしているが、FADECや二重の燃焼器、ファンの大型化などCFM56-5シリーズで採用された新機軸が多数取り入れられている。
搭載機
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最終更新:2025/01/28(火) 17:00
最終更新:2025/01/28(火) 16:00
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