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谷佳知 単語

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谷佳知(たに よしとも、1973年2月9日-)とは、大阪府出身の元プロ野球選手外野手)である。

シーズン最多二塁打記録の保持者。

概要

学園高等学校では2年時に夏の甲子園大会に出場し、ベスト4に貢献した。

大阪商業大学ではベストナインを3回受賞した。

三菱自動車に就職し、都市対抗野球大会で若獅子賞を受賞。2年にはアトランタオリンピックに出場し、銀メダル獲得に貢献した。

1996年ドラフト2位オリックス・ブルーウェーブに入団。背番号10

オリックス時代

同期塩崎真佐竹学と共に、トリオで売り出された。1997年ブルーウェーブチーム若返りを進めており、ルーキー崎、佐竹を抜する一方、勝呂壽統馬場敏史本西厚博といったベテラン選手を相次いで放出した。

読売ジャイアンツを破り日本一いた1996年は、多くの試合で「レフト田口壮センターイチローライト藤井康雄」もしくは「レフト高橋智センター田口ライトイチロー」という布で臨んでいた。1997年ルーキーイヤーを迎えたは、開幕一軍を掴むことすら出来なかった。しかし5月11日近鉄バファローズ戦で初スタメンに起用されると、以降は徐々に出場機会を増やし、規定打席数にこそとどかなかったものの.272というなかなかの打率を残した。

2年1998年以降はセンターレギュラーとして定着し、前年は1本に終わった本塁打もいきなりの二桁(10本)に届いた。打率はなかなか三割に届かなかったが、イチローメジャーに移籍した2001年についに到達(.325)し、この年は日本記録となる52本二塁打記録した。

このシーズンを最後に仰木彬監督が勇退し、チームの中心選手であった田口壮メジャー挑戦のためにチームを去った。2002年は新監督石毛宏典の下でチームは低迷するが、は前年に劣らない好成績を残し、初の盗塁王(41盗塁)にもいた。

2003年も低迷するチーム石毛監督が解任され、レオン・リーが後任監督となった)をよそに打撃は絶好調で、自身最高の打率.350本塁打21本を記録し、189安打を放って初の最多安打タイトルも獲得した。

2004年天然芝でのプレー希望した村松有人福岡ダイエーホークスからFA移籍してきたため、レフトコンバートされた。打撃成績は好調を維持していたが、アテネオリンピックで負傷し残りシーズンを棒に振ることになった。ただし規定打席数には到達したため、4年連続の打率三割は達成された。この年のオフオリックスブルーウェーブ大阪近鉄バファローズが合併したため、は分配ドラフトオリックス・バファローズに所属することが決まった。

2005年は怪もあって、打率は入団以来最悪の.248に低迷した。翌2006年も上向くことはなく打率.267に低迷した。

巨人時代

2005年オフ読売ジャイアンツとの間で交換トレードが成立した。当時の年俸は2億8000万円、対する長田浩と鴨志田の年俸は合わせて1600万円という格差トレードだった。

広岡達朗野球解説者に罵倒されたトレードであったが、2007年レフトポジションを得て復活し、打率.318記録した。だがこの年のオフ東京ヤクルトスワローズからアレックス・ラミレスが移籍してくると、亀井義行松本哲也とのポジション争いにされることとなり、徐々に出場機会を失っていく。

2010年には10年ぶりに3試合のみだがファーストも守った。

2011年は初めてホームラン0本に終わった。

2012年は89試合に出場したが、通算打率が3割を切った。

2013年はわずか13試合出場、7安打に終わり、2000本安打の前(通算1921本)にして大きな足踏みを強いられることとなってしまった。は出場機会をめて退団することを希望し、球団もこれを受け入れて11月4日自由契約を通告した。

第2次オリックス時代

2013年12月10日オリックス・バファローズが獲得を発表し、8年ぶりの復帰が決まった。

2014年森脇浩司監督の下で開幕スタメンを掴んだが、打撃不振から4月20日に出場選手登録を抹消され、そのまま最後まで昇格することなくシーズンを終えた。

2015年6月11日にようやくスタメン出場するが、最後まで打撃は上向くことなく9月16日京セラドーム大阪で会見を開き、今季限りでの現役引退を発表した。この二年間で記録した安打はわずか7本に留まり、通算1928安打で選手生活を終えた。

プレースタイル・人物

守備面ではイチロー田口壮と共に強力な外野守備を形成し、2001年から2004年までゴールデングラブ賞を受賞した。

妻は柔道選手の谷亮子(旧姓田村)。そのため何かと美的感覚をネタにされることが多い。ストライクゾーンの広さは球界一とも。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
オリックス 応援歌のピコカキコ一覧#785 11108
11108
巨人 応援歌のピコカキコ一覧#145 8740
8740
オリックス 応援歌のピコカキコ一覧#968 11860
11860

成績

通算打撃成績
通算:19年



































NPB 1888 7175 6492 815 1928 355 21 133 741 167 69 46 534 33 713 159 .207 .351
通算守備成績
機構 守備位置 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
NPB 外野手 1627 2664 62 43 6 .984
NPB 一塁手 82 422 28 3 37 .993

タイトル・表彰・その他

タイトル
最多盗塁 1回 2002年
最多安打 1回 2003年
ベストナイン 5回 1999年2001年-2004年
ゴールデングラブ賞 4回 2001年-2004年
MVP 1回 2003年9月
その他
オールスターゲーム出場 6回 2001年-2004年2006年2007年
全球団から本塁打 - 2008年6月3日
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