石黒昇(いしぐろ のぼる)とは、アニメ監督・アニメーターである。1938年生、2012年没。
日本大学芸術学部を1964年に卒業してアニメーターとなり、「鉄腕アトム」、「巨人の星」などに携わった後、1974年「宇宙戦艦ヤマト」でのアニメーションディレクターで知られるようになる。その後「まんが日本絵巻」で総監督を務めて監督デビューを果たし、「ヤマト2」「さらば宇宙戦艦ヤマト」「ヤマト新たなる旅立ち」にもアニメーションディレクターやテクニカルディレクターとして製作指揮を執った。
1978年、アートランドを設立して社長となり、「超時空要塞マクロス」でチーフディレクターを担当。
1988年、「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海」より超大作「銀河英雄伝説」を監督することになり、以降2000年までの13年間に渡り本編110話、外伝52話に及ぶ壮大なOVA作品の総監督を務めた。本作の最大の特徴の一つである全編に渡るクラシック音楽の使用は彼の発案によるものである。
「銀河英雄伝説」完結後も「蟲師」などに携わったほか、2008年には「銀河英雄伝説」制作時のスタッフを再結集し、同作者の「タイタニア」を「TYTANIA -タイタニア-」としてNHKでアニメ化。久々に監督を務めた。
2012年3月20日没。生前「タイタニア」完結後の完全映像化を希望していたが、ついに果たせず没した。
翌年に刊行された「タイタニア」第四巻烈風篇には著者田中芳樹による彼への献辞が呈されている。
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最終更新:2025/01/01(水) 15:00
最終更新:2025/01/01(水) 14:00
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