井領雅貴とは (イリョウマサタカとは) [単語記事]

井領雅貴（いりょう　まさたか、1989年 11月4日-）とは、千葉県出身の元プロ野球選手（外野手）である。

概要

桐蔭学園高等学校では1年春から公式戦に出場したが、甲子園大会出場はなかった。

大学に進学せず、JX-ENEOSに就職。2008年から2014年まで所属し、都市対抗野球大会に5回、日本選手権大会に5回出場した。2013年にアジア選手権大会2回、2014年にアジア選手権大会に日本代表として出場し、国際大会を経験した。通算30試合の出場で打率.287、4本塁打、17打点、11盗塁。

中日時代

2015年は開幕を一軍で迎え、3月29日の阪神タイガース戦でデビューした。9試合に出場したが無安打に終わった。

2017年は一軍と二軍を行き来し、22試合に出場した。

2018年は一軍出場なしに終わり、二軍でも打率.243に留まった。

2019年、監督が与田剛に代わり、開幕から出場機会を増やす。5月13日に風疹で離脱し、5月29日に復帰した。主に代打で起用され、6月には1番・ライトでスタメン起用されたが、8月に右脇腹痛で戦線離脱し、そのままシーズンを終えた。55試合の出場で打率.290、9打点だった。

2020年も代打要員で開幕を一軍で迎える。7月20日に平田良介が離脱したためライトでスタメン出場の機会を得、7月25日の阪神タイガース戦では決勝打を放って初めてお立ち台に上がったが、打率.200と打撃で結果を出せず8月下旬以降はまた代打要員に戻った。とはいえシーズンを完走し、前年を上回る79試合に出場した。

2021年は38試合の出場に留まり、戦力外通告を受けて現役を引退した。

50m6.2秒、積極性のある走塁が特徴。

積極的にフルスイングで打っていくスタイルが小笠原道大に似ているとスカウトから評された。

社会人3年目からプロを志望していたが指名されなかった。そんな時に支えになったのは母親だったという。