アークとは…
arc とは「弧」「円弧」などを意味する単語である。
語源はラテン語で「弓、弧、アーチ」を意味するアルクス(arcus)。
これは、「アーチ:arch:弓型をした門など」や「アーチェリー:Archery:弓術」などと同じ語源である。
語源はラテン語で「蓋の付いた箱」を意味するアルカ(arca)。
旧約聖書にでてくる「契約の箱: Ark of the Covenant」や、「ノアの箱舟(方舟):Noah's Ark」などで有名。また、「Ark」の単語だけでこのどちらかを指す事もしばしば。
Sound Horizonの楽曲である→Ark(Sound Horizon)
「首位(の)」「頭目(の)」などを意味する接頭辞および接尾辞。古典ギリシア語で「支配者、頭領」を意味する アルコス(ἀρχός)から派生した接辞「アルキ~/~アルケース」(ἀρχι-/-άρχης)が主にキリスト教を通じてラテン語経由で英語に 取り入れられたものである。
接頭辞の方はよくファンタジーRPGで見かけられる言葉で、これを頭にくっつけることで上位の強そうで偉そうな存在になれるという便利な言葉である。エンジェル(angel, 天使)に対するアークエンジェル(archangel, 大天使)などが一例。アークメイジ、アークドラゴン、アークデーモンなど辞書に載ってないものも多数あり、汎用性が実に高い。
ただし、英語では普通「アーチ」と発音する。archdemon はアーチデーモン(厳密にはアーチディーモン)である。archangel アークエンジェル(アーケインジェル)は例外である。
これは続く語が母音かどうかによるものではないことはarchenemy アーチエネミーという語があることからもわかる。
同語源で異型の接頭辞「アーキ」(archi-)というのもある。比較的よく見る単語としては建築(学)を意味するアーキテクチャー(architecture, 原義は「大工の棟梁に関すること」)、列島や群島を指すアーキペラゴー(archipelago, 原義はエーゲ海を指す「主たる海」で、エーゲ海には小島が点在することから)くらいものだろう。なお「原型、手本」を意味するアーキタイプは綴りが archetype だが、arche- は archi- の同族語で「始まりの、原点の」という意味。
接尾辞の方は全て「アーク」と発音されるが、接頭辞よりもお目に掛かる機会はそう多くないだろう。キリスト教クラスタのパトリアーク(patriarch, カトリック系の総大司教、正教系の総主教)は上位クラスの僧侶として稀にファンタジーRPG等に登場する。歴史クラスタなら抽象名詞形の「~アルキア」(-archia)に由来するヘプターキー(heptarchy, イングランドの七王国制/時代)あたりが想いつくかもしれない。
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最終更新:2024/12/26(木) 10:00
最終更新:2024/12/26(木) 09:00
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