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アニメ『アリス・ギア・アイギス』キャストインタビュー。「ゲーム以上にセリフに込められた気持ちを実感できると思います」

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 コロプラより配信中のiOS/Android/PC向けアプリ『アリス・ギア・アイギス』のTVアニメ『アリス・ギア・アイギス Expansion』が4月3日より放送開始!

 これを記念して、比良坂夜露役の沼倉愛美さんと、高幡のどか役の根本京里さんにインタビューを行いました。

  • ▲比良坂夜露役・沼倉愛美さん。山野薫子も演じています。
  • ▲アニメ版オリジナルキャラクター高幡のどか役・根本京里さん。

沼倉愛美さん&根本京里さん特別インタビュー

──『アリスギア』がアニメ化されることを知ったときの率直なお気持ちを教えてください。

沼倉愛美さん(以下、敬称略):実は『アリスギア』はゲームの初期の収録を終えてから、たまに取材等はありつつも、2021年にドラマCD、OVA、TVCMと大きな動きがあるまでしばらくかかわる期間が空いていたんですよ。

 その後、ドラマCDなどの収録を通して、夜露っていう女の子への理解がぐっと深まったんです。

 そんななかTVアニメのお知らせをいただいたのですが、これって私たちが収録した頃にはまだ夢の1つだったんですよね。ここまできたのは、隊長(ユーザー)さんのみなさんが本当にゲームを応援してくださった結果だと思います。私は何もしてないので(笑)。

根本京里さん(以下、敬称略):そんなことないですよ(笑)。

沼倉:私はゲームが盛り上がっているのを見ている側だったので、本当にユーザーのみなさんに“ありがとうございます”という気持ちです。

根本:アプリのゲームで今、生き残っていくのは難しいと思うので、これだけ長くみなさんに愛されているのは、すごいことなんだなと思います。出演声優さんの面子を見ても、今大活躍している方ばかりなので、そこに歴史も感じます。そのなかに私も入れていただけるというのは、とても光栄ですし、本当に嬉しかったですね。

──お二人が担当するキャラクターの役どころを教えてもらえますか?

沼倉:比良坂夜露は『アリスギア』の主人公的立ち位置なのですが、とにかく人が良くて、あまりに良すぎて、逆に人に迷惑かけるような女の子です。つい人助けをして、遅刻をしたりとか(笑)。

 困っている人を見逃せない優しい人ですし、学生ゆえの一途さ、真っすぐさに加えて、若さゆえの視野の狭さもあって、先輩のシタラさん(兼志谷シタラ)や、文嘉さん(百科文嘉)など、周りの人に支えてもらっている子ですね。

──アクトレス教官の山野薫子についてもお話を聞かせてくれますか?

沼倉:薫子さんはアクトレスなのですが、教官でもありまして、みんなのことを見守りつつ指示する大人の女性です。厳しさもあるのですが、基本的には柔らかい人で、結構アニメでも出番がありますよ。

──そういったアクトレスや教官のコミュニティにアニメでは高幡のどかが加わると。

根本:のどかはちょっと夜露さんと似ている部分があって、一度決めたら、ひた向きに走り出す、まるでアクセルしかない車のような女の子です(笑)。ただ、ブレーキがなくて、転んでばかりいるために「私ってダメだ」という気持ちになりがち。そういう自分を苦手に思っているので、何事もスマートにこなしているように見える夜露さんのことが、憧れになっているのだと思います。

 でも、私にとっても夜露さんはカッコいい存在だったので、沼倉さんの話を聞いて、夜露さんにも年相応の青さみたいな部分があるのかってちょっと新鮮でした(笑)。

沼倉:ゲーム版で夜露が楓さん(吾妻楓)に憧れて追いかけている姿を演じてきたので、アニメでもそういう面が残っているかもしれないですね。

根本:のどかは夜露さま一筋なので、憧れの夜露さまの隣に立ちたい一心で突っ込んでいくという、面白い子です。

──“夜露さま”? なんか新鮮な呼び方ですね。

根本:まだ台本をいただく前、自分のなかでのどかのイメージを固めるときに夜露さんのことを“夜露さま”と呼んでいて、今でもそう呼んでしまいますね。のどか自身は、「私は今アクトレスの一員なんだ」という気持ちで“夜露さん”って呼ぶようにしてるのだと思いますが、きっとふとした瞬間に“夜露さま”と言いそうになっていると思います。

──お二人から見て、『アリスギア』の魅力はどんなものだと考えますか?

根本:尖ってるところ……かな(笑)。あと見た目がまず可愛いですよね。可憐な女の子たちが無骨なギアをつけて戦うというのはやはり、視覚的にも興味を惹かれるものだと思います。そうかと思っていたら、シナリオは笑いを誘うものが多くて、そのギャップも魅力だなと思います。

沼倉:ゲームの生配信番組に出させていただくことがあったのですが、そこでユーザーさんの声を取り入れてきたという面もあると思います。『アリスギア』ではユーザーさんを“隊長”と呼ぶのですが、制作側も隊長さんをすごく信頼していて、みんなで『アリスギア』を育てているところもあるのかなと。

──確かに、生配信はチャット欄のノリが独特ですね(笑)。

沼倉:あんなに告知があるゲームの配信なかなかないと思います。毎回7割くらい告知ですし、10大発表といいつつ当たり前のように発表内容が10を超えてきますし(笑)。

根本:確かに、コーナーとか全然ないですね(笑)。

沼倉:でもそれで盛り上がって、すごく満足できる番組になっているので、やはりこのゲームは愛されているのだなと思います。

──ゲーム版を知らずにアニメから『アリスギア』に触れる人には、どういったところを楽しんでほしいですか?

沼倉:キャラクターがたくさんいて、そのキャラクターに沿って色々なお話が展開されるので、きっと刺さるキャラクターがいると思います。それを入り口として入っていただければと思いますね。

 しかも、話の展開がスゴくて、正直わけの分からないことが多いと思いますが、そういうものだと思っていただきたいです(笑)。

根本:「なんでそうなるの!?」って私たちも思うくらい、ぶっ飛んでいますね。毎回怖いと思いながら台本を読んでいるくらいなので、深く考えないようにしていただければ(笑)。

沼倉:考えたらどんどん沼っていきますから。

──では、ゲームをしていて、アニメも見るという人ならではの注目点はありますか?

沼倉:ゲーム版の会話パートはフルボイスではないので、キャラクターたちがどんな風に喋っているかをみなさんが想像してきたと思います。それが、アニメではもちろんフルボイスで、SEや音楽、動きが加わるので、よりセリフに込められたキャラクターの気持ちを実感できると思います。

 あと、のどかが入ることで、夜露の雰囲気もちょっと変わったりするので、そこも1つの変化として楽しんでいただければ。

根本:のどか役としては、長く愛されているアクトレスの先輩たちに突っ込んでいく形なので、受け入れてくださるか正直心配なところでもありますし、楽しみでもあります。のどかが色々な先輩たちと絡んでいく様子を楽しんでいただければと思います。

──沼倉さんからみて、のどかはどういうキャラクターに映りましたか?

沼倉:そうですねー。

根本:どきどき(笑)。

沼倉:何話か完成したものを見たのですが、本当にやばい顔をしているところがあって(笑)。白目剥いて虚ろといいますか、女子にこんな顔させていいのかという……。ここまでの表情をさせられるキャラクターはなかなかいないと思います。でも幸せそうで可愛いんですよ。そこの整合性が取れているのが素晴らしい!

 先ほど根本さんが受け入れてもらえるか不安と言ってましたけど、キャラクターデザインも声も本当に可愛くて、隊長さんたち大好きだと思いますよ(笑)。

根本:そうなったら嬉しいなー。

──では、根本さんから見て夜露の印象はどうでしょうか?

根本:私的にはアニメが本作のスタートなので、夜露さまのカッコいいところが一番見えてて、まさに「夜露さま~」という感じです。

 人助けという行動は、思ってもなかなか行動には移せないと思うのですが、夜露さまはこうしなきゃと思ったら身体がすぐ動くところは素敵だなって思います。発言と行動が一致していることもあって、男前に見えてますね。

──YouTubeで1話の特別映像も公開されていますが、アニメではのどかは主に夜露とかかわっていくのでしょうか?

根本:基本一緒にいますね。

沼倉:アフレコも一緒のタイミングです。ただ、アフレコ現場は3人入れるブースと1人用のブースがあって、同時に4人収録できるんですよ。1人のブースにはほかの人と声が被ってもいいように、リアクションが大きかったり叫んだりする人が入るのですが、のどかは1人部屋が多かったです(笑)。

根本:基本1人で録ってました。ほとんどですよ多分。でもそのおかげで暴れられたので良かったです(笑)。

──アニメはやはりのどかが話の核になることが多いのですか?

沼倉:色々なパターンがあるよね。

根本:そうですね、目立つキャラクターがAパート、Bパートで違ったりもするので。でも、そのなかでものどかは、基本的に何かしらやらかしてはいるのですが(笑)。

沼倉:自分からなにかすることもあれば、あわあわ、おろおろと振り回されているみたいなこともありますね。

沼倉:夜露は……ずっと夜露って感じです。動揺するとか、迷うとか、ブレることがあまりないので、その辺は一貫しているかもしれないですね。

根本:本当に一本の芯が通っていて、引っ張るときは引っ張ってくれます。

沼倉:のどかさんに「行きましょう」とか、「頑張りましょう」とか、呼びかけることがが多かった気がします。

根本:はい、だいたい励まされています(笑)。

沼倉:最初から2人でいるのが当たり前で、のどかに合図をだすのはいつも夜露で、2人ともあっという間に馴染んで、当たり前にそこにいるという感じでしたね。

──個人的な興味なのですが、あえて夜露とのどかを除くとお二人の推しキャラは誰になりますか?

根本:私、磐田さん(磐田宗一郎)ですね。まずお声がいい(笑)。芳忠さん(大塚芳忠さん)の声、たくさん聞けますよ。

沼倉:うーん、難しいですね。チームメイトとしてはシタラさんも文嘉さんも大好きです。やはり2人がいて夜露になれるという部分もあるので。アニメではのどかが加わって4人組になりましたけど、ゲームでは3人組としてチームで行動していましたし。

 あとは……来弥さん(蛙坂来弥)とか結構好きです。よく分からないまま、よく分からない事件を起こすというイメージで(笑)。

根本:よく分からない術も使うし(笑)。

沼倉:私、OVAでは来弥さんが連れている大ガマも演じていて、なんと夜露よりも大ガマの方がセリフが多かったんですよ。

根本:え、どういうこと(笑)?

沼倉:見た人はわかると思いますが、OVAには夜露が全然出てこないので(笑)。そういうこともあって、ちょっとカエルに親近感もありますね。ほかにも薫子など語りたい人はいますが、今日の推しキャラは来弥さんということで(笑)。

──ありがとうございます。では最後に、アニメを楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。

沼倉:『アリス・ギア・アイギス』が5周年の年にアニメ化ということで、一歩一歩着実にみなさんと一緒に歩いてきたという感覚が強いです。しばらく何もしてなかった立場からしますと、これから貢献していきたいですし、恩返ししていきたいという気持ちです。

 なのでTVアニメもすごく嬉しくて、感謝してるのですが、これを経て、さらに先に一歩づつ、みなさんと一緒に歩んで行きたいなと思っています。これからも応援よろしくお願いします。

根本:アニメから入ってくれる方も、ゲームからずっと愛してくれる方も、両方楽しめる作品が今回のアニメ版になっていると思います。

 私としては、のどかが大事なので、のどかがどういう風にみなさんと馴染んでいけるのかを楽しみにしつつ、本当に面白い作品なので、みなさんに楽しんでいただけたらなと思ってます。

作品概要

 2023年4月3日(月)より、毎週月曜25:05~放送開始!

<放送情報>
●TOKYO MX/4月3日(月)より毎週月曜25:05~
●BS日テレ/4月4日(火)より毎週火曜23:30~
●MBS/4月4日(火)より毎週火曜26:30~
●AT-X/4月5日(水)より毎週水曜21:00~ 
(※リピート放送毎週(金)9:00~、毎週(火)15:00~)

<配信情報>
●dアニメストア:4月3日(月)より毎週月曜 21:00~
●各配信プラットフォームにて順次配信

<INTRODUCTION>
 時は未来

 アキ作戦が終わり日常が戻った東京シャード。

 ヴァイスの襲来も減り、ヒマを持て余している成子坂製作所の面々。

 そこへ憧れのアクトレスになりたいと一人の少女が門を叩くのだったが…

<STAFF>
原作・監修:ピラミッド
監督:花井宏和
キャラクターデザイン・メカニックデザイン原案:島田フミカネ、海老川兼武、柳瀬敬之
キャラクターデザイン:岡野力也
シリーズ構成:杉原研二
アニメーション制作:ノーマッド
製作・著作:成子坂製作所

<CAST>
比良坂夜露:沼倉愛美
高幡のどか:根本京里
兼志谷シタラ:内田真礼
百科文嘉:石川由依
ほか

<主題歌>
オープニングテーマ:鈴木愛奈『Dash and Go!』
エンディングテーマ:堀内まり菜『Just a little bit』

© Pyramid,Inc./成子坂製作所

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