なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
ネコ&バタートーストの協力プレイ!? ネットミームから生まれた設定が面白いパズルゲーム『CATO:Buttered Cat』
本作は、ネコとバタートーストという2人の主人公を操作し、ステージの謎を解いていくパズルゲームです。
すぐには共通点が思い浮かばないような、なんだか不思議な組み合わせですが、これはあるネットミームからヒントを得て作られた設定なのだそう。
“ネコはいつも4つの足で着地すること”と“バターを塗ったトーストはいつもバターを塗った面を下にして着地すること”を組み合わせ、これらを背中合わせにしたらパラドックスが生まれて、無限に浮遊する永久運動マシンができるのでは……!? というユニークな発想がもとになっています。
実際にゲーム内では、この2人が背中合わせで合体しているあいだは、無限にジャンプすることができます。ボタンを連打し続けることでグルグルと回転し、そのままグングン上昇していく姿は、なかなか見ていて気持ちがいいです。
無限にジャンプできるなら、パズルも楽にクリアできちゃうんじゃ……? と思ってしまうところですが、そこはやっぱり簡単には進ませてくれません。
というのも、この2人が合体した状態だと通れない壁というのがステージに登場するんですね。そのため、ネコとトーストが分離した状態で、互いに協力しないと進めないという場面が必ず出てきます。
シングルプレイのゲームなので、どちらもプレイヤーが操作していくのですが、あるときは合体し、あるときは分離し……それぞれの特性を活かしながら進んでいく必要があるというわけです。
ネコは左右へ歩いて進むことができますが、単体ではジャンプすることができません。その代わり、狭いところもスイスイ入り込めますし、特殊な足場が付いた壁を登ることができます。
SNSなどで“ネコは液体”なんて冗談で言ったりしますが、パイプをニュルッと通る姿はまさに液体。トーストでは進めないところへ、どんどん入り込んでいくことができます。
壁に赤い足場が付いていれば、爪を立てて登ることができます。ネコらしさ満載のアクションが楽しくて、つい色々と試したくなってしまいますね。
ピンクのセンサーは、ネコが上に乗ることで作動します。足跡のマークが付いているのが、なんとも可愛らしいですね。センサーに乗ることでシャッターが開き、先へ進むことができました。
一方でトーストは、左右へピョンピョン飛び跳ねながら移動し、パワーを貯めて飛距離を伸ばしたり、壁ジャンプをしたりできます。
壁にペタペタ張り付いているのは、おそらくバターの粘着力なのだと思いますが……ここはあまり深く考えないほうがよさそうです。
ただし、バターも万能ではなく、氷には張り付くことができません。ここも考えながらパズルを解いていく必要があります。
黄色の四角い装置はトースター型のスイッチです。トーストをここに向かって勢いよく投げることで、スポッと差し込むことができます。このスイッチは、起動することでシャッターを開けたり、足場を動かしたりとさまざまな場面で活躍してくれます。
そうしたアクションを使いこなしながら、ステージのあちこちにある黒い点にタッチし、ワープポイントを起動して脱出できればステージクリアです。
本作はステージクリア方式になっており、すでにクリアしたステージでもマップから選び直してもう一度プレイすることができます。
また、ステージ攻略中にリセットボタンを押すことで、すぐに最初からやり直せるので、もし詰まってしまったと思ったらリセットを試してみましょう。
謎解きの難易度はそれほど高くなく、またアクションとして難しい操作を要求される場面もほとんどないため、気楽に遊べるパズルゲームとなっています。
なにより、ネコとトーストのデザインがとにかく可愛い。見ているだけでも癒やされます。気が向いたときにサクッとプレイできるステージクリア方式なのもいいですね。
製品版では、なんと140個以上のメインステージと60個以上のサブステージが遊べるのだそう。ネコとトーストのスキンも実装予定とのことなので、ぜひチェックしてみてください!