充電できる電池。昔の言葉で言うところの蓄電池。
蓄電池ではいわゆる「バッテリー」、つまり車載用などに使われる鉛蓄電池のイメージが強い*1こともあり、現在ではこう呼ばれる方が多い。
かつては高価かつ用途の限定*2によって限られた存在だったが、電話を筆頭とする各種の携帯機器の登場と技術進歩によって長足の進歩を遂げた。
電池なので電極(または電解質)の名を取った名称が冠され、ニッカド*3、ニッケル水素*4、リチウムイオン*5などが一般では知られている。
基本的には使い切りである一次電池と異なり*6、二次電池は充電を行うことで再利用が可能となる。ただし、鉛蓄電池を例外として、充放電を繰り返すことで容量が低下するメモリー効果と呼ばれる特性を持つものがほとんどであり、カタログスペック通りに使い切れることは希である。また、充電できるという特性上、(一次電池と比較して)自然放電によって蓄えられた電荷が失われやすいという欠点も持つ。
このため例えば充電器に容量を回復するための放電機能を持たせたものや、短時間で充電を行う急速充電機能を持たせたものなどがある。また、電池の特性自体を改善して内部放電を抑えたり継ぎ足し充電を可能とした商品なども登場している。携帯電話やノートパソコン、デジカメ、MP3プレイヤーなどの各種携帯機器やハイブリッド車・電気自動車などの用途での需要は旺盛であり、今後も発展は続くと見られる。