先週の米国市場は、前週末に流れた中国当局によるエヌビディアに対する独禁法抵触との報道で週初はハイテク株中心に売られる展開で始まったが、11日に発表のCPIが市場予想と一致するとFOMCでの利下げの障害にならないとの思惑からNasdaqが初の20,000ポイントを突破した。しかし翌日のPPIが予想を上回ると一転インフレ懸念から長期金利が上昇し、週末にかけては軟調な展開となった。一方でダウは12月4日に最高値を更新した後5年ぶりの7連続安となりRussel2000も軟調だった。 日経平均はNasdaqの史上最高値更新を受けて2か月ぶりに40,000円台に乗せる場面もあったが、週末は米国市場の軟調な…