地球の平均気温が上昇すること。世界が直面している深刻な地球環境問題の1つと言われている。
”温暖化"という呼称のため「暖かくなる・暑くなる」といったイメージが定着して、「暑くて氷が溶けて海面が上昇する」といった情報がクローズアップされがちである。*1
実際には「年間平均気温の世界平均」が上昇するので、それに伴い降雨パターンや気象変化パターンが変化したり異常気象の頻度が上がったりという、深刻な気候変動への影響が懸念されている。
人為的な原因
自然的な原因
…など。
ちなみに、温暖化ガスとされる二酸化炭素は割合的に量が少なく、地球の気候に与える影響はとても薄いとの見方もあり、二酸化炭素の増加が地球温暖化と結びつくという説も決定的な証拠がないため、一部では信憑性を疑う意見もある。
6ギガtの二酸化炭素排出に対し、吸収は3ギガtとされ、年間3ギガtの二酸化炭素が蓄積していっていると考えられている。
濃度が550ppmを超えないためには、2050年までに新たな蓄積を食い止めなければならず、即ち、2050年までに世界の二酸化炭素排出量を3ギガt、現行の半分にしなければならない。
2008年8月には日本のJAXAによる温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)が打ち上げ予定で、温室効果ガスの国際的な分布状況が把握できるようになる予定。
(ちなみに、動物やバクテリアが排出する二酸化炭素の量は年間150ギガtで、植物の死骸や海はそれをさらに越える二酸化炭素を年間排出していると言われている)
他にも挙げれば山ほどあり、たとえば異常気象による災害の復旧に経済的な問題も発生するなど、連鎖的である。
英国では、限度を超えたこれらの気候の変化に対し「危険な気候変動」という専門用語が近年使われている。
地球温暖化は人の手によって引き起こされているものという説が世界で一般となりつつあるが、あくまで自然現象だという主張も存在する。
また、72人のノーベル賞受賞者を含む4000人の科学者が(二酸化炭素と地球温暖化は無関係であると主張し)ハイデルブルグ控訴(ハイデルブルグ控訴(英語・Wikipedia)
)に参名しており、オレゴン申請オレゴン申請(英語・Wikipedia)にも米国人科学者17600名が署名しており、異論を唱える科学者は決して少なくはない。
イギリスの東アングリア大学気候研究部から、地球温暖化について研究している科学者達(Phil Jones, Benjamin Santer, Michael Mann, Kevin Trenberth, Jonathan Overpeck, Ken Briffa, Tom Wigley)のやり取りが保存されているサーバから、凡そ60メガバイトのメールがハッキングによって公開された。その内容は、人為的温暖化説を推し進めるための裏工作を暴露するもので、「中世温暖期を抹消しなくては」といった発言や科学データの改ざん交渉等、IPCC等に対しても非常に強い影響力を持っているこの7人の科学者達のメールが1000通以上も記録されている。