地球が誕生した約46億年前、地球の内部は高温高圧の状態にあり、その中で鉱物が結晶化しました。このとき結晶化した鉱物が、地球で最初にできた天然石と考えられています。最初にできた天然石は、おそらく石英などのケイ酸塩鉱物であると考えられています。石英は、地球の表層の約90%を占める最も一般的な鉱物です。石英は、二酸化ケイ素からなる鉱物で、非常に硬く、耐久性があります。また、地球が誕生した当時の地球の環境は、現在よりも酸素濃度が低く、水蒸気や二酸化炭素などのガスが豊富であったと考えられています。そのため、最初にできた天然石は、これらのガスから生成された鉱物である可能性もあります。ただし、地球が誕生した…