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上海市

(地理)
しゃんはいし

長江デルタ地帯先端にある中央直轄特別市
中華人民共和国沿岸部の大都市のひとつ。直轄市。人口約1300万。
略称「滬」あるいは「申」。*1
阿片戦争の講和条約(南京条約)に基づき1843年開港した後、相次いで列強の租界が置かれた。1937年から1945年までは日本軍が占領。
現在は同国で最も経済が発展した都市となっている。

概要

  • 【位置】北緯31度14分、東経121度29分(鹿児島とほぼ同緯度)
  • 【面積】6,340.5平方キロメートル(全中国の0.07%)
  • 【人口】1,360万2,595人(2005年調べ、常住外省人および外国人を除く)
  • 【GDP】9,143.95億元(2005年調べ、前年比+11.1%)
  • 【言語】上海語、標準語はほとんど問題なく通じるが、英語や日本語は一部ホテルやレストラン等でしか通じない。
  • 【治安】凶悪事件はまれであるが、スリや置き引き、外国人相手のぼったくり等は横行している。
  • 【市長】韓正(1954年4月生まれ)浙江省慈渓出身。経済学修士、高級経済師。2003年2月上海市市長に選任される。

気候 亜熱帯気候帯に属するが、四季がある。

  • 春:梅や桃の花が開花し、穏やかな気候ではあるが期間が日本に比べ短い。
  • 梅雨:6月中旬より7月上旬まで毎日の様に雨が降る。たまにスコールのような豪雨もある。
  • 夏:太平洋高気圧の影響で高温と共に湿度が大変高くなる。台風も通過する。
  • 秋:穏やかな気候が続くが、期間が短い。
  • 冬:最低気温が氷点下になる事はまれであるが、北方より乾燥した冷たい風が吹き日本より寒く感じる。

歴史

現在の様に大都会になったのは欧米仏が租借を始めた南京条約(1843年)締結以降、それまでは南宋時代に港町としてにぎわっていた程度。以後、日清修好条約(1871年)により日本も租借を行う。太平洋戦争開戦後上海は日本の統治下に置かれるが日本の敗戦により開放される。終戦後蒋介石率いる国民党が統治、1949年共産党が上海を奪回した。その後文化大革命により一次経済や文化が後退するが、20世紀80年代の勝g小平の登場による改革開放政策により上海は飛躍的な発展を遂げ、国際都市たる地位を確たるものとした。現在では浦東新区で金融、貿易、経済の中心地を目指す開発が行われている。
2010年には万国博覧会「上海万博」が開催された。

在留邦人の増加

また、当地での日系企業の増加とともに、日本人の在住者もビジネス・留学などを含めると四万人を越えており、上海日本人学校は世界最大の日本人学校となっている。

*1:「申」は楚時代に楚公子春申君がこの地に封じられたことに由来する。それくらい歴史に出てこない街である。

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