プロボクサー。現WBC世界バンタム級チャンピオン。 滋賀県湖南市出身の1982年10月11日生まれ。 強烈な左ストレートで数々のKO勝利を重ねており、「神の左」の愛称で知られる。 2011年11月6日、同級2位・クリスチャン・エスキベル(メキシコ)に11回1分28秒TKO勝ちし、悲願の世界王座を奪取。
報道を見ると井上尚弥の次回防衛戦相手がルイス・ネリで決定的のようだ。 5月6日東京ドーム開催とかなり具体的な情報なので間違いないだろう。 あのルイス・ネリと拳を交える日が本当にやってくるとは。 正直言うとやって欲しい気持ちと、やってもらいたくない気持ちが半々。 複雑ではある。 山中氏との2度に渡る問題行動でネリの印象は最悪だ。 そんなダーティな男が今もタイトルマッチに出られることへの憤り。 それとは逆に井上選手にネリを完膚なきまでに叩きのめして欲しいと言う気持ち。 この併存する気持ちが凌ぎを削っているという感じだ。 しかしSバンタムに留まる限り現状避けて通れない相手であることは間違いない。 や…
ボクシングは重量級の人気が高く、PFPでも体格のいいボクサーの選出が目立ちます。そんな中で番狂わせの異変が起きました。バンタム級の井上尚弥が1位に選出されたのです。 ■PFP1位が意味するものとは パウンド・フォー・パウンド(PFP)とは、階級を無視して誰が最強ボクサーなのかをランキング形式で発表するものです。始まりはアメリカの老舗ボクシング雑誌ザ・リングが、「拳聖」の異名を持つシュガー・レイ・ロビンソンをたたえるための称号でした。それが時代とともに変化し、30年ほど前にランキング形式になったといわれています。現在はリング誌だけでなく、世界中のメディアが独自にPFPを発表していますが、やはりリ…
「山中戦で起きてしまったことを反省」「教訓を学んだ」など、自身の行動を反省する言動をするようになったルイス・ネリ。体重超過によって手痛い反撃を受けたこともありました。 ■山中戦だけではなかった体重超過 山中慎介を引退に追い込んだルイス・ネリ(メキシコ)は、実は体重超過の常習犯でした。山中慎介との試合後、多くの批判を受けてWBCはネリに対し、 ◎ファイトマネーの凍結◎6か月間の試合出場禁止 という処分を下します。また、日本コミッションは日本における無期限の試合出場禁止処分を行いました。このような事態になってもあまり反省している様子は見られず、またもや体重超過を起こしてしまいます。それが2019年…
プロボクサーが現役引退を決意するタイミングとは、どんな時でしょうか?今回は世界的にファンの多かった山中慎介にスポットを当ててみました。 ■山中慎介は35歳で引退 プロボクサーは、選手寿命が短いことで知られています。具志堅用高に次いで歴代2位の防衛記録を持つ山中慎介が引退したのは35歳の時でした。「神の左」とおそれられた左ストレートを武器に防衛戦を勝ち進めていましたが、2017年に行われたルイス・ネリ(メキシコ)との試合で4回TKO負け、その後の再戦でも敗れたことから引退を決意します。奇しくもネリとの試合は13度目の防衛戦、勝てば日本記録に並ぶという場面であり、彼の無念さは想像に難くありません。…
プロボクシング界には見直すべきルールや慣習が少なからずあります。今回は近年増加傾向になるボクサーの体重超過問題について解説しましょう。 ■ボクシングで起こる「体重超過」問題とは 17もの階級に分かれているプロボクシングでは、試合前日にボクサーの計量が行われます。試合を控えたボクサーは当然ながら万全の体制で挑むべく、しっかりと調整してきます。ところが近年、計量に失敗するボクサーが増えてきました。いわゆる体重超過問題です。「神の左」とも呼ばれ、具志堅用高が持つ防衛記録に追いつこうかという勢いのあった山中慎介を引退に追い込んだのは、対戦相手ルイス・ネリ(メキシコ)の体重超過が原因でした。なぜボクサー…
2018年3月に引退した山中慎介ですが、彼は引退を決意したきっかけは実に理不尽な試合でした。どのような経緯があったのでしょうか? ■山中慎介が受けた2度の「理不尽」 WBC世界バンタム級1位だった山中慎介は2018年3月、ルイス・ネリ(メキシコ)とのリベンジマッチに挑みました。2017年8月に4回TKO負けを喫してから約半年かけて調整してきた舞台でしたが、ネリの体重超過という仕打ちを受けます。試合は、スーパーバンタム級をも超える重量のネリにパワーで押され、2回TKO負けで終わりました。実は山中慎介がネリから理不尽な仕打ちを受けたのは、これが初めてではありませんでした。1度目に対戦した際にネリは…
経営者や実業家として活躍する人が実は、学生時代にスポーツに打ち込んでいたという話はよく聞きます。株式会社Eityの代表を務める谷宜樹さんも、高校生のころにボクシングをしていました。 ■実業家として活躍する谷宜樹さんの経歴とは 株式会社Eityの代表取締役として経営手腕を振るう谷宜樹さんですが、どのような経歴の持ち主なのでしょうか?プライベートは公表していないため詳しいことはわかりませんが、どうやら京都府にある南京都高校(現・京都廣学館高校)の卒業生であることがわかりました。現在は共学ですが、谷宜樹さんが通っていたころは男子校だったため、部活動も男子生徒が楽しめるものが多かったようです。 ■ボク…
ボクシング界では様々な異名を持つボクサーが数多くいます。今回はその中の一人、神の左と呼ばれた山中慎介について解説しましょう。 ■神の左と呼ばれたボクサーの存在 2006年にプロデビューを果たし、2011年にはWBC世界バンタム級チャンピオンに輝いた山中慎介は、サウスポーだったことから「神の左」と呼ばれました。その後12度もの防衛を果たし、2018年に引退します。あの辰吉丈一郎や長谷川穂積といった日本を代表するボクサーたちが活躍したこともあり、「WBC世界バンタム級チャンピオン」は、実は日本人にとって馴染みのあるものです。そんな階級で長くチャンピオンの座を守ってきた山中慎介もまた、多くの人たちに…
世界チャンピオンが何人も誕生するなど、京都には高校ボクシング界では有名な学校があります。特にボクシングが盛んというわけでもない京都で名門と称されるまでになったのはなぜなのか、解説していきましょう。 ■南京都高等学校ボクシング部とは ボクシングに関わる人間であれば「南京高」と聞けばピンときます。京都の私立の男子校である南京都高等学校、略して南京高は言わずと知れたボクシングの名門です。南京高ボクシング部を語るうえで欠かせない人物といえば故武元前川(たけもと・まえかわ)さんでしょう。武元さんは生前、ボクシング部の監督を務めていました。創部2年目から熱心に指導した甲斐もあり、教え子には、 ◎村田諒太:…
スポーツではプレイヤーはもちろん、指導者も大きく評価されます。それはボクシングの世界も同様です。今回はボクシングのトレーナーに贈られる「エディ・タウンゼント賞」について解説しましょう。 ■エディ・タウンゼント賞とは エディ・タウンゼント賞とは、ボクシング界に貢献したトレーナーを毎年選出し、表彰するものでプロ・アマを問いません。ガッツ石松や井岡弘樹など、数々の世界チャンピオンを育てたハワイ・ホノルル出身のボクシングトレーナーであるエドワード(エディ)・タウンゼント氏の功績をたたえるべく、1990年に設立されました。受賞者はプロ・アマを問わないものの該当者のいない年もあるなど、厳しい審査が行われて…
12/10(火)のダイヤモンドグローブ、日本ライトフライ級タイトルマッチ・川満俊輝(三迫)vs大橋波月(湘南龍拳)、セミファイナルに日本ユース・ウェルター級王座決定戦・磯谷大心(輪島スポーツ)vs加藤大河(DANGAN越谷)、元日本王者佐川遼の復帰戦、磯谷広太(輪島スポーツ)のデビュー戦等々。 12/11(水)OVER HEAT BOXERS NIGHTは何と言ってもジロリアン陸(フラッシュ赤羽)vs長濱陸(石田)の大注目対決。 そして国内だけでなく海外でも、日本時間12/12(木)にカツマ・アキツギがあのアストン・パリクテ(フィリピン)と戦うという興行もあります。 ダイヤモンドグローブはFO…
ただ、ただボクシングファンを増やしたい ただ、ただボクシングファンを増やしたい ドキッ♥バンタムだらけの激アツ相関図 なぜチャンピオンが4人いるの? 団体ってなに? 図の右上に注目!那須川天心選手がモテモテ♥ あぁ!苦悩!三角関係、四角関係! 男同士の略奪合い! WBC王者:中谷潤人選手 WBO王者:武居由樹選手 WBO王者:堤聖也選手 IBF王者:西田凌佑選手 ボクシングファンの一人として 連日体調不良で、また栄養失調になりかけている津島です。 検査の結果、医者に「もっとお肉とお魚食べてください」と言われていますが、体が受け付けず、野菜スープばかり飲んでいます。どうしたものかな。 さて、先日…
4時半まで寝る。朝ジム。背中、腹筋。ハーフデッドを100kgに上げる。 ボクシングナビ プレミアムラウンジ Vol.3 香川照之 Amazon 朝のうちに香川照之のボクシング番組を観る。Amazonが主体でこうしてボクシングを盛り上げてくれているのは喜ばしい。ゲストは長谷川穂積と八重樫東。過去2回は長谷川穂積と山中慎介で、山中慎介が全然喋らない、という展開だったが、八重樫は長谷川穂積と同じぐらいうまくおしゃべりしている。 番組中で村田諒太対ゴロフキンの試合が言及されていたので見直してみる。何度か村田がゴロフキンに強烈なボディを食らわせ、これはいけるのか、と夢を見させてくれたもの。今見直すとゴロ…
10日までを上旬、20日までを中旬、それ以降を下旬とすると、もう9月も下旬に入りました。 とすると、もう少しで10月です。 10月、その中旬には、ボクシングファンの誰しもが待ち望む興行が目白押しです。 世界的にはアルツール・ベテルビエフvsドミトリー・ビボルはメガマッチですし、その前後に行われるタイトルマッチ群も、日本のボクシングファンにとってはビッグマッチと呼べるものだらけです。 10/12〜10/14のビッグウィークエンド、日本国内で行われる試合で個人的に最も楽しみなタイトルマッチというのは、シベナチ・ノンシンガvs矢吹正道と、井上拓真vs堤聖也です。 ノンシンガvs矢吹に関しては矢吹応援…
四階級制覇王者。スーパーバンタム級制圧。「vs. マーロン・タパレス」「vs. ルイス・ネリ」「vs. テレンス・ジョン・ドヘニー」を紹介します。 ①井上尚弥 10R TKO マーロン・タパレス(WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦、2023年)(ダウンシーン)4R:左フックでタパレスがダウン10R:右ストレートでタパレスがダウン(感想:井上が王座統一。バンタムで四団体王座を統一した井上(WBC・WBO王者)。次はスーパーバンタム級で「四団体王座統一」を狙う。WBA・IBF王者のタパレスは井上より一つ上の31歳で、これまで37勝(19KO)3敗のフィリピン人サウスポー…
姓名判断の「7画」について解説していきます。
8/11(日)晴れ 今日は山の日で祝日。と言っても普通に日曜です。 そうなの? なので、いつもの日課をこなしていつものペース。橋アタもいつもの感じです。昨日は、最先端の入って即いろいろはさすがMyなんだけど。 ラストの公園がさっきと別人過ぎて・・。 揚げといて食べられないって、完全にこっちの積なんだけど・・。 陽ちゃんの黒ワンと際に癒かな。 熟して黒のちくBにモンジャでろい草饅頭を早く食べさせてね。 My草ちんにちさのキャビの癖饅頭もいいけど、My草ちんに陽ちゃんの草饅頭も草草で相性がいいかも。 ほんで、バカ経はまだまだ若いなあって感じ・・。 まあ、潰れないように潰されないように頑張りたまえ …
7/20(土)に行われたAmazon Prime ビデオのLIVE BOXINGから1週間。厳密に言えば8日後。 またも日本では世界タイトルマッチが挙行されます。 世界中を見渡しても、20日、21日の週末と、27日、28日の週末に世界タイトルマッチがあるのは日本だけ、そんな現状を考えると「日本はボクシング大国」という言葉にも信憑性が出ますね。 「負けることが想像し難い」ボクサーは過去にもいました。 川島弘志もそうだったし、長谷川穂積もそうだったし、井岡一翔もそうだったし、内山高志も山中慎介もそうでした。もっと前には、具志堅用高だってそうだったと思います。 時代は移り変わり、「負けることが想像し…
我が家は相撲は結構真剣に観ている。解説者の舞の海なのだが、北の富士が病気で長期間休みとなり、その重しが無くなったのをいいことに、傍若無人なコメントが目に余るようになってきた。 昨日も、「照ノ富士は、みなさん同情の目で見ているのではないでしょうか?」、「貴景勝はもう大関から落ちてもいいんです」、豊昇龍vs霧島のときも、二人に対し失礼なことを言っていたし、琴桜にも言っていた。 言っては悪いが、小兵力士を売り物にし小結にはなったが、ガチンコ勝負というよりも、「猫だまし」みたいな姑息な手ぐらいしか見るものがない力士が、高いレベルの勝負を云々することができるのだろうか? まあ、相撲を取らなくても目利きは…
2024年5月6日(月)東京ドームで「4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 井上尚弥 vs ルイス・ネリ」が行われた。 井上尚弥といえばアジアで初めて、ボクシングの4団体で世界王者になった人 それも、1階級だけではなく、バンタム級とスーパーバンタム級の2階級での統一王者だ。 世界ボクシング評議会(WBC) 世界ボクシング機構(WBO) 世界ボクシング協会(WBA) 国際ボクシング連盟(IBF) 戦績は、26戦 26勝 23KOの負けなし。 ダウンの経験もなく、右目を一度、切ったことがあるだけで、ほとんどパンチを受けたことさえない。 歴代の日本人ボクサーで、最強と言えるのではないだろう…
東京ドーム興行が終わって数日。 興奮冷めやらぬ、とはこのことで、まだまだ話題が続くことは嬉しいことです。 私にとっても無理をしてでも行った甲斐のあった興行で、まだまだ余韻に浸れています。 そのおかげで仕事でミスを犯す(笑)。 ということで、今回は東京ドーム興行を振り返っての感想戦。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ドヘニーvsバヨゴス ドヘニーは相変わらずドヘニーで、荒々しいファイトに何かを見つけたのかもしれません。何度も言いますが、はっきり言って岩佐戦の時は愛称の「パワー」は感じませんでしたが、計量時から当日までのリカバリ…
「knock (someone) for 6」という英語の慣用句がある。相手をひどくやっつけるという意味だそうだ。knockはノックダウンなどのノックだろうが、6とは何か。英国伝統のクリケットに由来する。打球が境界線をノーバウンドで越えれば6点なので、大きな当たりを打たれた投手のショックを表している ▼別の競技である。強烈な右ストレートが相手には「knock for 6」となった。世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ。統一王者、井上尚弥がルイス・ネリを沈め、ベルトを守った ▼井上がダウンを奪われたときは思わず声を上げたが、相変わらずのスピードとうまさに舌を巻く。ダウン後の冷静な対処もさす…
帰宅して井上尚弥VSネリの試合を観た。山中慎介が、2試合共、ドーピング違反や、体重超過で敗退し、日本を出禁になった男が、完全なヒールとして、東京ドームの会場に現れた。ファイトマネーが両者10億共いえる内容で、さすがに悪童と言われたネリも、試合まで殊勝気に振舞っていた。試合を盛り上げるために、井上は普通のファイターだとか、単純なスタイルで恐くないと話し、自らヒールとしての役割を買って出ている印象さえ受けた。試合は、正直、井上がすぐネリをつかまえて、ノックアウトするものだと信じていた。しかし、ネリの左フックがカウンター気味に入り、井上が、生涯初のダウンを喫した。こんなこと、ボクサーなら当たり前のこ…
その時何が起きたのか?ネリは意外と強かったんじゃないか?という訳で衝撃の結末を迎えた昨日の井上尚弥vsルイス・ネリの4団体王座タイトルマッチ。 そもそもボクシングに詳しくない方のためになんでボクシングって世界王者が4人もいて(一人ですね、普通は)4団体もあるのかをまずご紹介します。 ボクシングの歴史との関係性 井上尚弥が保持しているボクシング4団体は以下になります。 ・WBA(World Boxing Association) 世界ボクシング協会は最も古いボクシング団体で1921年に設立されました。この団体はスーパーチャンピオン、レギュラーチャンピオンなど複数のカテゴリーでタイトルを授与してい…
正直言ってこの試合が本当に実現するとは思っていなかった。 5年前のエマヌエル・ロドリゲス戦でウェイトオーバー。 ロドリゲスサイドが対戦拒否で試合不成立。 山中戦での暴挙に続くルイス・ネリのあるまじき行為。 これで井上との対戦は完全に消滅したと思っていた。 しかし紆余曲折あって試合が決まる。 そして迎えた決戦の日。 4万大観衆、超満員の東京ドーム。 解説席には長谷川穂積氏と山中慎介氏の両レジェンド。 山中氏の心中は如何なるものだっただろう。 両国国歌演奏。 お馴染みとなったジミー・レノン・ジュニア氏の選手紹介と続きいよいよ試合開始だ。 試合は1Rまさかの左フック被弾で井上がプロ初のダウン。 狐に…