坂本龍一

(音楽)

【さかもとりゅういち】

日本の男性作曲家、アーティスト、ミュージシャン（キーボード奏者、ピアニスト）。

プロフィール

1952年1月17日生まれ。東京都出身。3歳からピアノを始める。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。東京藝術大学院修士課程終了。B型。左利き。ニックネームは「教授」。元妻は矢野顕子。娘は坂本美雨。
アカデミックな作曲手法で、ポップスからテクノ、映画音楽、民俗音楽など幅広いフィールドで活躍中。
音楽以外の活動では『戦場のメリークリスマス』ではヨノイ陸軍大尉役、『ラストエンペラー』では甘粕正彦役として出演している。また、ダウンタウンのお笑い番組に出演したり、テレビCMに登場したりとビジュアル面での活躍も多い。
反戦・反核・反原発をはじめ、風営法におけるダンス規制の緩和を求めるなど共産主義的な一面も持つ。

略歴

1970年東京藝術大学入学。
1978年、細野晴臣、高橋幸宏とYMO(イエローマジック・オーケストラ)結成。アルバム「千のナイフ」でソロデビューを果たす。
1982年には、忌野清志郎とシングル「い・け・な・いルージュマジック」をリリース。
1983年公開の映画『戦場のメリークリスマス』にヨノイ大尉役で出演。音楽も担当する。YMO「散開」。
1987年公開の映画「ラストエンペラー」で音楽を担当しコン・スー、デヴィッド・バーンと共にアカデミー賞最優秀作曲賞を受賞。また同曲でゴールデングローブ賞、1989年第31回グラミー賞最優秀オリジナル映画音楽アルバム賞など世界的な音楽賞を総なめした。
1993年、YMO「再生」。アルバムを発表するとともに、6月には東京ドームにて2日間限りのライブを行う。
1999年、三共製薬のCMに起用されたピアノインスト曲「エナジー・フロー」を収録したマキシシングル「ウラBTTB」がミリオンセラーとなり、インストゥルメンタルの曲としては初のオリコンチャート1位を記録した。
2001年、TBSの地雷撤去運動に参加し、N.M.L.を結成。シングル「Zero Landmine」をリリース。
2003年、六本木ヒルズのテーマソング、「the land song-music for Artelligent City」を発表する。
2006年、PSE法適用猶予期間が切れる際に、この法律が中古楽器を含めた2001年以前に製造された中古家電全般にも適用される（＝中古楽器の店頭での入手が困難になる）旨が唐突にアナウンスされたことを危惧し、坂本龍一らを中心としたミュージシャン達は「法制定以前に製造された電化製品に関しては法適用を除外してほしい」というキャンペーンを展開し、WEB上で３万人余の署名を集める。これらの運動の成果か、PSE法制定以前に製造された製品に関しても、事実上これまで通りの形式で店頭での販売が認められることになった。

映画音楽

「戦場のメリークリスマス」（Merry Christmas Mr Lawrence, 1983年）
「子猫物語」（Adventures of Chatran, 1986年）
「王立宇宙軍〜オネアミスの翼」（Aile De Honneamise-Royal Space Force, 1987年）
「ラストエンペラー」（The Last Emperor, 1988年）
「侍女の物語」（The Handmaid's tales 1990年）
「シェルタリング・スカイ」（The Sheltering Sky, 1991年）
「ハイヒール」（High Heels, 1991年）
「嵐が丘」（The Wuthering Heights, 1992年）
「リトル・ブッダ」（Little Buddha, 1993年）
「スネーク・アイズ」（Snake Eyes, 1998年）
「愛の悪魔-フランシスベーコンの歪んだ肖像-」（Love is the Devil - Study for a portrait of Francis Bacon -, 1999年）
「鉄道員」（Poppoya, 1999年）
「御法度」（Gohatto, 1999年）
「ワイルド・サイド」（Wild Side, 2000年）
「アレクセイと泉」（Alexei and the Spring, 2002年）
「ファム・ファタル」（Famme Fatale, 2002年）
「デリダ」（Derrida, 2003年）
「トニー滝谷」（TONY TAKITANI, 2004年）
「星になった少年」（Shining Boy & Little Randy, 2005年）