面白かったです。 そして考えさせられます。 私たちは、一体何をもって、「美しさ」や「価値」を決めているのだろう?と。 「ピカソになりきった男」(ギィ・リブ(Guy RIBES)著、鳥取絹子 訳、キノブックス、2016年8月初版) 原書は、"AUTOPORTRAIT D'UN FAUSSAIRE" 、直訳すると、”ある贋作師の自画像”。 フランスの贋作画家ギィ・リブ(Guy Ribes)の自伝で、彼の波乱に満ちた人生と美術界の裏側を描いています。 とにかく絵を描くことが好きだった青年が贋作作家になっていくまでの道のり、どのように贋作を作っていたのか、そして逮捕されるまでの顛末など。 その技量…