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オープンアクセス誌eLife、Web of Scienceへの採録が保留となったことについて続報を発表

2024年12月10日、オープンアクセス誌eLifeが、2024年10月に学術文献データベースWeb of Science(WoS)への同誌の採録が保留となったことに関して、ブログ上に続報を掲載しました。

同誌では、2023年1月から、査読後の論文の採択・不採択の決定を廃止し、査読を経た全てのプレプリントを“Reviewed Preprint”として掲載する新たなモデルを導入しています。この変更を受けて、WoSは同誌に掲載された論文のVersion of Record(出版社版)の採録を保留することとしていました。

ブログでは、WoSへの採録を重視する研究者のニーズに応えるため、同誌に掲載された論文のうち、査読において十分なエビデンスがあると評価された論文のみのデータをWoS側に提供する決定をしたこと、これらの論文についてはWoSに採録される予定であること等が発表されています。また、抄録・引用文献データベースScopusへの採録に関する変更事項にも触れられています。

Changes to eLife’s indexing status in Web of Science and Scopus(eLife, 2024/12/10)
https://elifesciences.org/inside-elife/ae620829/changes-to-elife-s-indexing-status-in-web-of-science-and-scopus

関連:
The eLife Model: An update on progress following changes in Web of Science indexing status(eLife, 2024/11/20)
https://elifesciences.org/inside-elife/c11c6101/the-elife-model-an-update-on-progress-following-changes-in-web-of-science-indexing-status

参考:
オープンアクセス誌eLife、査読・出版方針の変更に伴いWeb of Scienceへの採録が保留に [2024年11月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/229604

オープンアクセス誌eLife、査読を行った全てのプレプリントを“Reviewed Preprint”として公開すると発表 [2022年10月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/47031