[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/
Photo: Josh Schoemann

Photo: Josh Schoemann

クーリエ・ジャポン

クーリエ・ジャポン

Text by COURRiER Japon

米ウィスコンシン州のワシントン郡は、市民の大半が共和党支持者と言われている。

それゆえに、民主党のジョー・バイデン氏を支持する看板を庭に立てている家は目立つのだろう。先月末、バイデン氏を支持するティム・プレースという男性の自宅の前に立てられていた看板が、何者かによって盗まれた。

つまらないイタズラの被害に遭ったプレースは、のちに看板を再び立てられるようになるのだが、意外な人物の助けによってそれが実現した。

プレースに手を差し伸べたのは、ドナルド・トランプ氏を支持するジョシュ・シューマンという男性だった。シューマンは、単に共和党支持者というだけでなく、選挙によって選ばれたワシントン郡の行政府の長だ。その彼が、言うならば敵対候補を支持する市民のために動いた理由は、民主主義国家で重んじられている言論の自由を守るため、そして政治という枠組みを超えた人間関係の尊さを子供たちに教えるためだった。

シューマンは、自身のホームページに事の経緯を記している。彼は、普段は静かなワシントン郡でも、数日の間にトランプ氏支持を表明する看板が立て続けに盗まれる、あるいは破壊された報道を目にし、心を痛めていた。
残り: 897文字 / 全文 : 1399文字
無料会員になると記事のつづきが読めます。

さらに有料会員になると、すべての記事が読み放題!

読者のコメント 1
コメントを投稿するには会員登録が必要です。
クーリエのプレミアム会員になろう クーリエのプレミアム会員になろう
クーリエ・ジャポン

クーリエ・ジャポン

おすすめの記事

loading

表示するデータはありません。

注目の特集はこちら

loading
  • item.title
    • {{ item.type }}
    • UPDATE

    {{ item.title }}

    {{ item.update_date }}更新 [{{ item.count }}記事]

表示するデータはありません。